大量の報告書を書かせて疲弊させないアメーバ経営

このような現場への権限移譲は企業のサイズを問わず活用できる。「勝つために社員一丸となろう」、「経営者目線の共有」など、スローガンだけは威勢がいい会社はないだろうか。その実態を見てみると、ちょっとした機器の導入にもすべて社長への稟議が必要であったりしないだろうか。

さらに、従業員が何か企業の利益に反することをしていないかを気にするあまり、大量の報告書を書かせてはいないだろうか。このような状況が、現場の非効率性を生み、スローガンとは真逆のバラバラな社内体制につながりかねないのだ。すべての権限を任せる必要はない。社長が行っている業務の一部を部下に与えるというシンプルなルールの活用こそが、企業の活性化につながるだろう。(ZUU online 編集部)

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