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(写真=Thinkstock/Getty Images)

あなたは投資をする際に、どのような指標に注目していますか?今回は実際に銘柄を選択する上で重要な「6つの投資指標」活用法を見ていきます。どの会社に投資すべきか?は投資指標を活用することにより見えてきますので是非参考にしてくださいね。


①配当利回り(計算式:配当÷株価×100)

株式投資から得られる利益のうち、配当から得られる保有利回りのこと。
Ex)購入株価150,000円、配当5,000円の配当利回りは5,000円÷150,000円×100=3.33%

保有(途中換金なし・長期)という観点で見た場合、預金・債券より利回りが良いので満期の時期がない株式は魅力的な金融商品という一面があります。


②配当性向(計算式:1株配当÷1株利益×100)

年間の利益からどれだけ株主に配当するかという割合のこと。
Ex)1株利益200円、1株配当50円の配当性向は50円÷200円×100=25%

配当性向の高い会社は株主重視、低い会社は株主軽視と捉えることができます。ただし、成長企業の配当性向は低くても良いです。さらなる企業価値向上のために利益を配当よりも投資へ回すことが株主に貢献するからです。


③自己資本比率(計算式:自己資本÷総資産×100)

返済不要(負債は要返済)の自己資本が総資産に占める割合のこと。自己資本比率が低い会社は返済が必要な負債が多いことになるので、不安定な会社経営となります。逆に、自己資本比率が高い会社は、自己資本が厚く経営体力のあることをしめし安定的な会社経営ができます。


④PER(株価収益率) (計算式:株価÷1株利益)

株価が1株利益(予想)の何倍買われているか、収益に対して割高・割安かをみる指標
Ex)1株利益100円、株価2,000円の PERは2,000円÷100円=20倍

一般的にはPER15倍~20倍の間を標準とし、高ければ割高・低ければ割安と判断します。実際には15倍~20倍にこだわるよりも、業種内の比較やその会社の過去の実績PERとの比較で現状の株価が割高か割安かを判断することが重要です。


⑤PBR(株価純資産倍率)(計算式:株価÷1株純資産)

株価が1株純資産(その会社の解散価値をあらわし株価の理論的な下値を教えてくれる)の何倍に買われているか、資産に対して割高か割安かをみる指標  Ex)1株純資産1,500円、株価1,200円の PBRは1,200円÷1,500円=0.8倍

一般的にはPBR1倍の場合が株価と企業の解散価値とが同じであることをしめし、1倍未満(株価<1株純資産)であれば割安と判断することができます。


⑥ ROE(自己資本利益率)(計算式:1株利益÷1株純資産)

株主の持分(資本金+剰余金等)に対してどれだけの儲けを生み出したか、投資効率をみる指標。

一般的には ROE15%前後以上であれば投資効率が良いとみることができます。尚、ROEは単年度だけで判断するものではなく、継続的な推移が重要です。継続的に高ROEを維持する会社であれば株価は堅実に上昇し、ROEが高い水準に向けて継続的に上昇する会社であれば株価が大きく値上がりする可能性が高いと言えます。以上、「投資指標の活用法!」というタイトルで銘柄選びのセオリーを解説しました。是非、投資指標の見方をマスターし実践してみてくださいね。

長谷 剛史(はせ たけし)  CFP、FP技能士(1級)、生損保募集人資格(生命保険協会)、証券外務員1種(日本証券業協会)、住宅ローンアドバイザー((財)住宅金融普及協会)、2007年1月、金融機関に属さない中立・公正な立場の独立系FP事務所を開業。 長谷ファイナンシャルプランナー事務所 /代表を務める。

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