注目の顧客誘引術「コンテンツマーケティング」を改めて振り返る-620x330

近年、日本で注目度が上がっているマーケティング手法として「コンテンツマーケティング」がある。宣伝会議2月号では、2014年のマーケターが注目するマーケティング施策の1位にオウンドメディアマーケティング、2位にコンテンツマーケティングがランクインしている。

アメリカではすでにコンテンツマーケティングは一般化しており、日本でも2014年はかなりコンテンツマーケティングが導入され、実績を積み重ねた。

2015年もコンテンツマーケティングは、マーケティング施策の中心として活用されることが考えられる。では注目が集まっているこのコンテンツマーケティングとは、実際にはどのような手法なのだろうか。コンテンツマーケティングについて改めて振り返ってみよう。


コンテンツマーケティングとは?

コンテンツと聞くと、アニメやゲーム、キャラクターなどをイメージしてしまうが、アメリカで導入されたコンテンツマーケティングはこれとは一線を画している。アメリカでB to B企業の約7割が導入しているといわれるコンテンツマーケティングは、元々は予算の少ないシリコンバレーのベンチャー企業が活用し始めたことで国内に広がった経緯がある。

つまりコンテンツマーケティングとは、商品を売るのではなく、顧客が必要としている情報に気づき、それを適切に提供することで見込み客を確保し、購買につなげるという手法である。ここでいうコンテンツとは、ブログ、メルマガ、セミナー、動画などがあげられる。継続的にコンテンツを配信することで、ユーザーとの長期的なコミュニケーションを図り、顧客の育成を行うことができるのが特徴だ。


コンテンツマーケティングを成功させるポイント

コンテンツマーケティングを実際に成功させるポイントは、どこにあるのだろうか?

国内ではメガネ専門ECサイト「Oh My Glasses」が、ウェブマガジンを用いたコンテンツマーケティングに成功している。ECでの購入に対して返品無料などの工夫を行うと共に、自社メディアに顧客を誘導し、集客に成功している。うまくいっているポイントとして、SNS経由であることだ。タイムラインの中で流れる情報を自然に消費者の目に触れさせ、ファンが自主的に拡散をすることによって、集客や顧客の育成につなげているのだ。