5月21日、総合マーケティングビジネスの富士経済は、2015年2月から4月にかけて国内の清涼飲料の市場動向についての調査結果を発表した。

同調査によると、コンビニエンスストアの店内において、コーヒーメーカーを使用して提供されるコーヒーを対象とする"コンビニコーヒー"の売上は、2015年には1759億円(前年比117.3%)に達する見通しだ。

売上増加の主な理由としては「セブン-イレブン・ジャパンの1杯100円が定着したことで、それまで独自の価格設定をしていた先行チェーンも2014年にかけて同価格帯に変更を進め、追随した」とした。

また、「多くのチェーンがコーヒーメーカー導入率を100%近くまで高め、店舗の規模や立地に応じて複数台設置することで1店舗当たりの販売杯数増加を目指している。セブン-イレブン・ジャパンが展開する『セブンカフェ ドーナツ』など、「コーヒーとの"ついで買い"を狙ったカウンターファストフードなどの展開強化により客単価向上を目指す動きが活発化している」と分析した。

同調査は「2015年 清涼飲料マーケティング要覧 No.1」にまとめられているもので、清涼飲料49品目の市場について、2014年の結果分析と、4月までの状況を踏まえた15年の速報データを収載している。(ZUU online 編集部)

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