第5位 禅林寺 永観堂/京都府京都市

古今和歌集にも歌われ、古くから「もみじの永観堂」として名を馳せる古刹が第5位に。東山随一の紅葉の名所で、秋の夜間特別拝観では紅葉のライトアップも行われる。永観堂として知られるが、正式名称は「禅林寺」。

永観堂
(画像提供 = トリップアドバイザー©)

第4位 東大寺/奈良県奈良市

金堂(大仏殿)はもちろん、「お水取り」の行われる二月堂、法華堂(三月堂)、校倉造りで著名な正倉院と、国宝や重要文化財の見どころが目白押しの東大寺。金堂は世界最大級の木造建築として外国人にも存在を知られている。現存の建物は幅57.5メートルだが、これでも創建当時の約3分の2の大きさだというから驚きだ。

東大寺
(画像提供 = トリップアドバイザー©)

第3位 厳島神社/広島県廿日市市

第20位にランクインした弥山の裾野にある厳島神社が第3位に。広島平和記念資料館とともに訪日外国人観光客の人気スポットである。593年創建と伝えられ、平安時代後期の1168年に、シンメトリックな回廊を配した寝殿造りの海上建築が造られたとされる。1996年世界文化遺産登録。

厳島神社
(画像提供 = トリップアドバイザー©)

第2位 広島平和記念資料館/広島県広島市

厳島神社と同じ広島県の広島平和記念資料館が第2位に。原爆ドームとともに世界中の観光客をひきつけ、年間15万人余りの外国人観光客が来館するという。楽しい体験ができる場所ではないが、多くの外国人が関心を抱いてくれている。2016年春まで改修工事により東館を閉鎖、本館のみ開館中。

広島平和記念資料館
(画像提供 = トリップアドバイザー©)

第1位 伏見稲荷大社/京都府京都市

名だたる京都の名所古刹を抑えて、昨年に続き第1位を獲得したのは伏見稲荷大社だ。世界にその名を知らしめたのは千本鳥居。無数の朱塗りの鳥居が連なるさまがいかにも日本らしく映るのか、口コミが口コミを呼んで外国人観光客を惹きつけているようだ。伏見稲荷大社は全国にある稲荷神社の総本社。

伏見稲荷大社
(画像提供 = トリップアドバイザー©)

以上、30のスポットを駆け足でご紹介してきたが、行ったことのあるスポットは何カ所あっただろうか。第19位のギア専用劇場、第8位のサムライ剣舞シアターなどはまだ日本人でも知らない人が多いのではないだろうか。また、メジャーな寺院神社仏閣だけでなく、外国人の目線で日本らしさを評価しスポットを選んでいるのが面白い。30のなかに広島県の名所が3つランクインしているのは日本人としてうれしく思う。(ZUU online 編集部)