アルゴナビス (写真=Thinkstock/Getty Images)

またぞろ、中国株がどうしたということで冴えない展開となっています。欧州株にしても米国株にしても、そして中国株にしても、中国株が安くなったからと言うことで売られているのではないと思います。中国は中国の理由で買われたから売られたと言うことなのでしょうし、欧米株はやはり米国の利上げに対する警戒からの手仕舞い売りが出ているということだと思います。

世界的なお金の流れや経済を考えれば、中国株自体が中国の経済を表しているということでもなく、「鉄火場」となっているのですから、中国経済の伸びが鈍化していることは確かなのでしょうが、だからと言ってここから急速に世界的な資金がなくなるということはないと思います。ここはFOMCが終るまでと割り切って、底値拾いに徹しても良いのではないかと思います。

米国株安を受けて売り先行となりそうです。中国の株価を気にしているのでしょうが、為替も落ち着いており、底堅さも見られると思います。決算発表が本格化するなかで、好調な決算を発表したものなどを素直に物色することになるのでしょう。世界的な景気鈍化を懸念する向きも多いのでしょうが、特にここからは大きく崩れるということはないと思います。

下値目途とされる20,200円水準を試す動きになるのでしょう。一気に割り込む場面もあるのかもしれませんが、20,000円を意識するところでは下げ渋り、売り難さが見られればすかさず買戻しも入るのだと思います。底堅さが確認されるとまた20,400円から600円水準で落ち着いた動きになりそうです。


本日の投資戦略

中国、中国と騒がれていますが、今回の下落も米FOMC(公開市場委員会)を控えての売りだと思います。FOMCで利上げに対する言及があれば、あるいは万が一9月利上げがほぼ決定的となれば、その影響が取りざたされるということで先回り的に、ヘッジとして売り急ぐ動きになっているのでしょう。

ちょっとした信用収縮の動きで、いったん資金を引き揚げることになっているのだと思います。中国の株価の影響は結局は何もなかったと言うようなことになるのだと思います。いつものことではあるのですが、中国の事で騒ぎ過ぎだと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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