フェラーリは自動車メーカーではなく「高級ブランド企業」

フェラーリは年間出荷台数が7000台程度でマスプロダクションではない。主な購買層は富裕層、F1のファン、コレクター、熱狂的なファンなどが中心だ。フェラーリ支持層は、昔からフェラーリ独特の甲高いうなりを伴うエンジン音に惹かれて購入しており、ディーゼルエンジン不正とはほとんど関係なさそうだ。

また、FCAのマルキオンネCEOは、フェラーリは自動車メーカーとしてではなく、ティファニー、プラダ、エルメスといった高級ブランド企業として評価されるべきだと主張している。高級ブランド企業の株価収益率(PER)は20倍を超えており、自動車メーカー平均の2倍以上だ。実際の市場の評価もそうなる可能性が強そうで、VW不正の影響は少ないだろう。

NYSEに上場するフェラーリのティッカー(証券取引所での表示、日本の4桁の銘柄コードに該当)は「FRRI」。IPOのグローバルコーディネーターはUBSが努め、共同幹事としてUBSの他にバンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチ、サンタンデールなどが参加する。 フェラーリの上場動向に注目だ。(ZUU online 編集部)

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