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投資の応用
Written by 木村佳子(きむら よしこ) 19記事

『元祖女性株式評論家』木村佳子が伝授する「失敗しない株の買い方・売り方」

株式投資
(写真=Thinkstock/Getty Images)

第2回「スウィング投資」で売買の感覚を養う

 株式投資で一番難しいのが買った株をいつ売るかの問題です。上がっている今、売れば利益が確定できるのに「もう少し上がるのではないか?」「何も今、こんな値段で売ることはない」と保有を決め込みます。

 ところが一転して株価は値下がり。すると、とたんに後悔が始まります。人間は不思議な生き物で、値下がりしてくると、「ああ、あの時、売っておけばよかった。そしたら今日より儲かったのに」とくよくよ思い悩むのです。

 しかし、また、ある日の値上がりで、「こんな値段では売りたくない。もっと高値で…」と欲張ります。値下がりするとまた、「あの時、売っておけば…」。この繰り返しで大きな流れを見落とし、やがては買値とんとんに。そして値下がりで売るに売れなくなるという繰り返しをしてしまうのです。

売買決断ができず高値で売りそびれないために

 その結果、元金はどうなるかを1993年に100万円を投資したと仮定して、日経平均株価を基に計算してみました。高値で売りそびれ、保有し続けたとしましょう。途中の配当などを考慮せずに単純計算すると、1993年に100万円を日経平均に投資した場合、底値から1.4倍~2.6倍の大上昇相場を経ても、元金は増えるどころか現在換算で77万円程度にしかなっていないのです。

 そうした結果にならないためには、株価がそこそこ上昇したら敢然と売り、値下がりした時にしっかり買いなおす必要があるわけですが、前述のとおり、売買決断がつかないというわけです。

 この問題を解決する方法の一つとして、ZUUonlineの当コラムで「カレンダー投資法」をご紹介したのですが、今回は「スウィング投資」について検討したいと思います。

流動性がなければ好きな時に売買できない

 スウィング投資は主に一日の株価の振れに注目し、上げたら売り、下げたら買って利益を得て行こうとするものです。株は「時価でいつでも好きな時に売買できる」という特徴があります。企業の中には投資家に「あまり短期で自社株を売買してもらいたくない」と考えるところもありますが、流動性が欲しいのも本音です。流動性がないと株を好きな時に売買できないため、投資家の売買対象から外されてしまいます。

 すると顧客の求めに応じて、いつでも解約請求に応じなければならない投資信託の運用対象に選ばれず、ますますマイナーな印象の銘柄になってしまいます。

 上場企業の株が株式市場において適度な流動性を持つことは必要なインフラとも言えます。

スウィング投資の基本的な考え方

 さて、投資家が好きな時に株の売買が可能であることから、「期間」の縛りを設けなくて買ってすぐ売ってもいいはず、ということでデイトレードが生まれてきたわけですが、デイトレードの一つの方法がスウィング投資です。

 スウィング投資も株価が下がったら買い、上がったら売る点で中~長期投資と同じです。それを主に一日の株価の振れで行おうというわけです。

 その際に利用されるのはごく短い期間の移動平均線や、アノマリーなど。短い期間の移動平均線といえば3日や5日移動平均線がありますが、期間をカスタマイズしたり、通常は終値で作る移動平均を安値だけ、あるいは高値だけで作り、それを上回ったら売り、下回ったら買うというふうにトレードします。

 アノマリーには「月曜寄り付きは安い(あるいは高い)」、「連休前は安い」「小型株の金曜高は月曜寄り付きが天井」というような傾向を利用します。

 この方法を成功させるには売買判断が適格か、読み間違えた場合、素早く損切できるかなどがコツです。また、銘柄を選択するセンスも必要です。

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