元祖女性株式評論家
(画像=Thinkstock/Getty Images)

前回は「個人投資家と銘柄選び」というテーマをお届けした。 第2回目は「スウィング投資」について解説していく。 結論から言うと自分のルールと予算をしっかりと守れば、「スウィング投資」は株を売買する決断力を養うことにつながるだろう。

目次

  1. 「スウィング投資」で売買の感覚を養う
  2. 売買決断ができず高値で売りそびれないために
  3. 流動性がなければ好きなときに売買できない
  4. スウィング投資の基本的な考え方
  5. スウィング投資に向いている銘柄とは?
    1. 時価総額、出来高が多い銘柄として
    2. 指数連動型ETF
  6. リスクの高い投資法で向き・不向きがある

「スウィング投資」で売買の感覚を養う

株式投資で一番難しいのが買った株をいつ売るかの問題です。株価が上がっているこのときに売れば利益が確定できるのに「もう少し上がるのではないか?」「何も今、こんな値段で売ることはない」と保有を決め込みます。

ところが一転して株価は値下がり。すると、とたんに後悔が始まります。人間は不思議な生き物で、値下がりしてくると、「ああ、あのとき、売っておけばよかった。そしたら今日よりもうかったのに」とくよくよ思い悩むのです。

しかし、また、ある日の値上がりで、「こんな値段では売りたくない。もっと高値で…」と欲張ります。値下がりするとまた、「あのとき、売っておけば…」。この繰り返しで大きな流れを見落とし、やがては買値とんとんに。そして値下がりで売るに売れなくなるという繰り返しをしてしまうのです。

売買決断ができず高値で売りそびれないために

その結果、元金はどうなるかを1993年に100万円を投資したと仮定して、日経平均株価を基に計算してみました。高値で売りそびれ、保有し続けたとしましょう。途中の配当などを考慮せずに単純計算すると、1993年に100万円を日経平均に投資した場合、底値から1.4倍~2.6倍の大上昇相場を経ても、元金は増えるどころか現在換算で77万円程度にしかなっていないのです。

そうした結果にならないためには、株価がそこそこ上昇したら敢然と売り、値下がりしたときにしっかり買いなおす必要がありますが、前述のとおり、売買決断がつかないというわけです。

この問題を解決する方法の一つとして「スウィング投資」について検討したいと思います。

流動性がなければ好きなときに売買できない