カレンダー投資
(写真=Thinkstock/Getty Images)


木村佳子の「元祖カレンダー投資入門」(1)

上場企業の3社に1社は株主優待を実施している今。その株主優待に注目した投資はすっかりお馴染みとなっていますね。忙しく売買するデイトレードの対極として優待をもらいながらゆったりと株式投資を楽しむのは「急がば回れ」で意外と投資成果が良好なものです。

さて、そんな株主優待投資ですが、ここに「失敗しにくいポイント」を盛り込み、「カレンダー投資法」と名ずけたユニークな投資方法があるのをご存知ですか?

1997年に私が編み出し、雑誌等で発表したもので、今では優待好きな投資家にすっかり定着しています。最初は日経マネーに寄稿し、その後、一大ブームになってムックにもなりました。以来、18年。知る人ぞ知るこの投資法ですが、今回は改めてじっくりそのやり方をご紹介しますね。


「カレンダー投資法」を編み出した背景

私が「カレンダー投資法」を編み出した背景には、個人投資家が株式投資で失敗する例をたくさん見てきたからでした。従来の株式投資は「買って」「売って」のタイミングをどう判断するかが難しく、うまくできないと「売るに売れない塩漬け株」をたくさん抱えることになります。

そして、損を回収しようとして、相場がどう動くのかを張り付いて観察することになり、株価を動かす要因の研究にも時間をとられることに。すると旅行にもいけないし、そもそも忙しい人には無理ということになってしまいます。

また、個人投資家のほとんどは株式投資のプロセスではリッチなのですが、結果的には株式投資をする前よりも資産を減らしているというケースも多いのです。


逆転の発想から導き出した投資法

「なぜ個人投資家は株式投資で結果的に損をするのか?」と観察を続けました。すると、「株は儲かるものだ」という前提で株式投資をしていること。そして、過去の大儲け経験が成功体験となって、負け始めるとどうにかして過去の栄光に戻そうとして損に損を重ね、最後は投資資金を無くすか寿命が尽きるケースに陥ることがわかりました。

そこで逆転の発想をしてみたらどんな投資になるのだろう? そう思って導いた結果、たどり着いたのが「カレンダー投資法」でした。