銀行
(写真=Thinkstock/Getty Images)

ブロックチェーン、ロボットアドバイザー、NFCなど、もはや「テクノロジーなしでは金融機関が機能しない」といわれる時代が到来。世界中の銀行はこぞってイノベーションへの投資を強化し、FinTech(フィンテック)導入競争が激化つつある。銀行の「意識改革」は、テクノロジーが金融業界に参入し始めた2009年から勢いを増す一方だ。

米銀行情報機関Efmaと米テクノロジー・コンサルティング会社Infosys Finacleが共同で実施した調査によると、2009年にはわずが15%だった銀行のイノベーションへの投資が、2015年には84%まで一気に上昇。具体的なイノベーション戦略を立てている銀行は、36%から73%と2倍以上の伸びを見せている。

中でも45%がテクノロジー企業に、41%がスタートアップに何らかのプレッシャーを感じており、本来競争相手であるべき同業者(銀行)を意識しているのは31%という結果がでている。


「新たな革命」が「勝ち銀行」の条件に

銀行が生き残る手段として、「テクノロジーをいかに革命的に採用するか」という点に全力を注いでいるのは明白で、次々と有益な革命が世の中に送り出されている。

「Efmaグローバル・バンキング・イノベーション・アワード2015」でトップに選ばれたトルコのDeniz銀行は、ソーシャルメディアをバンキングに取り入れ、顧客がFacebookやTwitterから通常の銀行サービスを利用できるようしたほか、簡単に決済が行えるモバイルアプリなど、テクノロジーという点で既存の銀行サービスを大きくリードしている。

同じく2つの賞を獲得したポーランドのアイデア銀行は、欧州初の中小企業向けクラウド・バンキングを導入し、顧客データから決済まで管理できるシステムを提供している。

こうした革命はテクノロジー企業やスタートアップの協力なしでは成し遂げられないため、銀行はFinTechを脅威と見なす一方で、新鮮なアイデアと技術の確保に本腰を入れているという、ある種「愛憎併存の関係」が成立しているようだ。 (ZUU online 編集部)

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