(写真=PIXTA)
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映画やマンガ、ゲームなど三国志をテーマに作られたものは多い。そして三国志の武将たちが発した言葉は、今もなお名言として語り継がれている。現代でもことわざとしても用いられているものも多い。ここでは、人材育成・人間関係・勝負などビジネスパーソンが知っておきたい名言を紹介したい。

人材育成

部下に対する指導法など人材育成において行き詰まった経験をしたことがある方も多いのではないだろうか。以下の2つは呉の武将、周瑜公瑾(しゅうゆこうきん)の言葉だ。

「何事もその基は人です。人を得る国はさかんになり、人を失う国は亡びましょう」

「いつの時代になろうが、かならず人の中には人がいるものです。ただ、それを見出す人のほうがいません。また、それを用うる組織が悪くて、有能もみな無能にしてしまうことが多い」

部下を有能にするか無能にするかは上司の手腕にかかっているとも言えるだろう。部下に対して「あいつはなぜ無能なんだ」と頭を悩ませることもあるだろうが、実際は上司が部下の能力をうまく開花させることが出来ていないためなのかもしれない。

「泣いて馬謖を斬る」

蜀の軍師、諸葛孔明の言葉。実際に使ったことがある人もいるだろう。馬謖は「才器、人に過ぎ、好みて軍計を論ず」と言われるくらいの俊英であり、諸葛孔明からも才を愛されていた。

しかし諸葛孔明が魏を攻めた際、馬謖は指令を無視しそして大敗した。諸葛孔明が手塩にかけて育てた優秀な人材であったが、軍規を守るため泣きながら馬謖を処刑し、全軍にわびた。可愛がっていた部下を叱るときなどに使われることが多い。規律を守るために、私情をはさまず決行するということだ。

人間関係

人間関係はいかなる時代においても重要なことだ。以下の2つは劉備玄徳の言葉。上司と部下、同僚だけでなく全ての人間関係において心に留めておきたいものだ。

「悪、小なるをもってこれをなすなかれ。善、小なるをもってこれをなさざるなかれ。ただ賢、ただ徳、よく人を服す」

悪はたとえわずかでも行ってはならぬ。善は、たとえわずかでも行わなくてはならぬ。人を動かすのは、おのれの賢明さと人格の二つであることを忘れるなということ。相手に対しての気持ちの持ち方、態度の示し方の基本とも言えるだろう。

「大事を成すには人をもって大本としなければならない。自分を慕ってくれている人を見捨てることなど出来ない」

何かを成し遂げるには人こそ第一であるということ。どんなに有能な人であっても結局1人ではほとんど何もできない。人の心を集めることが先決なのだ。人の上に立つ立場の人は心にとめておきたい名言だ。

「三顧の礼」

三顧とは三度訪れるということ。劉備玄徳が無位無冠の諸葛孔明を軍事として迎えるため、何度も訪れてスカウトしたこと。結果、諸葛孔明は劉備玄徳の態度に感動し、劉備に仕えることとなった。地位が高く目上の立場であっても、賢人に対して自ら物事を頼むことが大切ということ。ヘッドハンティングなどにも優秀な人材を迎え入れた時に使われることもある。

勝負・相場

「勝負は変化あり、詳らかにせざるべからず」

勝負は常に変化するもの、予断できるものではない。人間関係や組織も日々変わっているものであるため、よく見定めることが大事。毎日が勝負であり、いかにまわりに目を向けていくかということ。

「兵は神速を尊ぶ」

三国志の魏書・郭嘉伝にある言葉。戦いでの用兵は迅速に事を行うことが大切ということ。一瞬の遅れが運命を左右することもある。これは魏の曹操が北方に逃れた袁熙、袁尚を攻めようとしたとき、難路と悪天候のため郭嘉に引き返すことを相談した時に、郭嘉が答えた言葉である。

「千里も離れた敵を攻める時、軍用の荷物が多かったら動きが鈍くなる。荷物を置いて身軽な状態で不意を襲うことが戦略的に大切。」仕事においても勝負をかける時はスピードが大切ということだろう。

「苦肉の策」

普段からよく耳にする言葉ではないだろうか? 現在は苦し紛れに考え出した手段、切羽詰まった状態から逃れるための手段として使われていることが多いが、実際は敵をあざむくために自分や味方を苦しめることを現すものだ。

映画「レッドクリフ」の中の「赤壁の戦い」で、呉の武将の黄蓋が自らの体をムチで打たせ、魏軍への投降を偽ったシーンが印象的だ。

「天下三分の計」

三顧の礼をつくして訪れた劉備の熱意に打たれ、諸葛孔明が考えた戦略構想のこと。弱者が強者に従うことなく生き抜くために、強者同士の対立を利用している。

諸葛孔明は劉備に対し、曹操への対抗策として説いたもので、劉備、曹操、孫権とで中国を三分割するという策略。しかし、これは均衡を保つことが目的ではなく、中国全土の統一を最終目標としている。三分することは統一のための手段である。(ZUU online 編集部)

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