「特に無駄遣いをしているわけではないのに、お金が貯まらない」「収入は増えたのに貯金が増えない」「毎月、給料前は金欠」

このような悩みをもっている人は、お金が貯まらない「NG習慣」に陥っているのかもしれません。お金が貯まらない原因を突き止め、貯金できる習慣へと改善していきましょう。

「貯金できない人」の5つの特徴

お金が減る
(画像=doucefleur/stock.adobe.com)

貯金できない人には、以下の5つの特徴があります。1つでも自分に当てはまる項目があれば、改善が必要です。

特徴1:お金の管理ができていない

お金が貯まらない原因の一つとして、「自分がいつ、どこで、何に、いくら使ったのか」を把握していないことが挙げられます。たとえ高所得でも、入ってくるお金を使い果たす生活を続けていると、いつまでたってもお金が貯まりません。

貯金をするためには収入と支出を把握し、「どこを節約できるのか」「具体的にいくら貯金に回せるのか」など、お金を計画的に管理する必要があります。

特徴2:プチ浪費癖がある

浪費癖というと、「高価なものでも欲しければ買ってしまう」など、派手に散財するイメージがあるかもしれません。しかし、自分でも気が付かないうちに無駄遣いをしている「プチ浪費癖」が、貯金できない原因になっていることもあります。

例えば、毎日仕事の休憩時間に購入するコーヒー。たかが1本130円の缶コーヒーといえども、25日で3,250円、1年間で3万9000円、10年間だと39万円にもなります。同じ金額を缶コーヒーに使うか、貯金するか、どちらが有益かは一目瞭然です。

特徴3:「欲しい」の誘惑に勝てない

欲しいものを目にするたびにお金を使う、いわゆる衝動買いは貯金の大敵です。期間限定やセールという言葉を耳にすると、余計に欲しくなってしまいますが、衝動に駆られて手に入れたものは、飽きが来やすい傾向があります。

例えば、「本当に欲しいのか、自分にとって必要か」を一晩じっくり考えることで、欲しいという衝動がおさまることもあります。週3回の衝動買いを1回に減らすだけでも、貯金に回せるお金が増えるのではないでしょうか。

特徴4:貯金目標がない

「今月は好きなだけ使って、来月から貯金しよう」などと先延ばしにし、なかなか貯金を始められないのは、貯金目標がないことが原因かもしれません。

目標があると、貯金が楽しくなります。

自分なりの目標を設定してお金を積み立てていく仕組みを提供するアプリ「The Savings(BANKアプリ限定貯蓄預金)」を使うのも一つの方法です。専用のBANKアプリ(無料)で、目標金額や、積立ルールを設定するだけ。知らず知らずのうちに目標金額に近づけます。例えば、目標も、両親へのプレゼント購入費用、「留学したい」「妻への贈り物」「新しく始めたい習い事の費用」など、自分の目標を最大で20個設定することができます。

小さな目標から大きな目標まで20個もの目標を設定することができるので、かなり張り合いが出て貯金が楽しくなるはずです。

特徴5:残ったお金を貯金する

「手元に残ったら貯金に回す」という考え方は、貯金できない人が陥りやすい落とし穴です。裏を返せば、「残らなければ貯金をしない」ということにほかならず、実際に手元にお金が残らないから貯金ができないという悪循環です。

「給与が入ったら真っ先に貯金に回す」という考え方に切り替え、貯金アプリなどを利用して、「先取り貯金」を心掛けましょう。

お金の流れを可視化して浪費癖を

お金の管理で最初にすべきことは、お金の流れの可視化です。家計簿アプリなどを利用して、支出と収支を一目で確認できるようにすることで、使い過ぎている点や節約できる点を見つけやすくなります。

最近は、銀行口座やクレジットカードと連携させておくと、自動的に支出と収支に関するデータを読み込んで内訳をグラフ化してくれる、便利な家計簿アプリも注目されています。

自分で計画するのが苦手な人のために、貯金や節約の目標金額に合わせて、適切なアドバイスをしてくれる、ファイナンシャル・アドバイザー顔負けのアプリもあります。さまざまなサービスを比較して、自分に合ったものを見つけましょう。

効率的・効果的にお金を貯める方法

貯金できない原因と対策を理解したところで、次は効率的かつ効果的にお金を貯める方法について考えてみましょう。

カードや銀行口座を使い分けよう

貯金するためには、なんとなくお金を使う習慣を捨て、お金の使い方にメリハリをつけることが重要です。

浪費が心配でカードの利用を敬遠する人もいますが、カードには現金よりもお金の流れを把握しやすいというメリットがあります。

クレジットカードはポイントが貯まったり、ショッピング補償や優待割引などの特典も利用できたりするため、賢く利用すれば貯蓄につながります。クレジットカードだとついつい使い過ぎてしまうという人は、利用金額が即座に口座から引き落とされる、デビットカードを利用するとよいでしょう。

次に銀行口座です。1つの口座ですべて管理しようとすると、複雑になりがちです。「使う(普通口座)」「貯める(貯蓄口座)」「増やす(投資口座)」など、目的に合う口座を別々にすることで、お金の管理がしやすくなります。

定期預金をしてみよう

貯蓄口座から、すぐにお金を引き出してしまうという人は、定期預金の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

定期預金は、満期終了までお金を引き出せない預金で、通常の普通預金より金利が高めに設定されています。満期終了後は、預入期間中に発生した利息を上乗せした金額を引き出せます。

最近は、預入期間が1週間という超短定期預金もあります。最初は短い期間から始めて、徐々に期間を長くすることで、貯蓄口座からお金を引き出さない習慣が身に付きます。

貯金は毎日の習慣です。少しずつ貯金の習慣をつけていくことで、「貯金上手な人」を目指しましょう。

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