また、もう一つの大きな特徴は、自分のプロフィールの登録が可能であること。そして、zaimの登録者全体、または自分と似た属性の人の平均支出との比較が可能であることです。
支出全体での比較も可能ですし、例えば食費だけ比較するなど、ポイントを絞った分析も可能です。

この機能により、自分の支出が多いのか少ないのかを客観的に把握出来るため、個人で取り組むことに比べ、支出のコントロールが容易になります。


◯特にアメリカで流行しだしたソーシャル×マネー

今回は日本で有名なお金に関するアプリを紹介しましたが、ITと金融両方の本場であるアメリカでも、ソーシャルの力を活かした家計管理システムの開発が盛んなようです。

多くの金融機関がPFM(個人向け家計管理サービス)に注目しており、今後3年以内に実に約9割の金融機関が同機能を導入することを検討しています。また、PFMと同様に注目を集めている機能として、ソーシャルメディアと自行のオンラインサービスを連携させる機能が挙げられます。

参考: 金融機関が考える次の革新的なサービスとは? (富士通総研)

zaimの例のように、ただ便利になると言うだけでなく、他人との比較によって支出のコントロール能力の向上を狙うなど、新しい付加価値がつくユニークなサービスが増えると良いですね。

BY TOMB