信用金庫ネット支店,預金
(写真=PIXTA)

これまで「高金利」をウリの一つにしてきたネット銀行も状況が変わりつつあるようだ。

マイナス金利導入後、収益の悪化が懸念される銀行は、円預金の金利引き下げに踏み切らざるを得なくなった。業界大手の住信SBI銀行は、従来の円定期預金金利が1年0.20%から0.03%、3年では0.09%から0.04%、5年だと0.09%から0.05%となっている。ソニー銀行やセブン銀行、楽天銀行も同様の状況だ。

「大手ネット銀行=高金利」の常識が崩れつつあるいま、注目したいのが「信用金庫のインターネット支店」だ。今回は、その中でも高金利の定期預金を取り挙げて紹介しよう。

金利は大手ネットバンクの6倍以上

金利の高さで注目を集めるのが、愛知県岡崎市を地盤とする岡崎信用金庫。同市制100周年を記念した定期預金は、おかしんインターネット支店限定で1年満期が年利0.20%と、住信SBI銀行の1年満期(年利0.03%)の7倍弱だ。取扱期間は2016年5月31日までとなり、1口10万円以上から預入ができる。

1口あたりの預け入れ金額が大きくなると金利のメリットも増し、芝信用金庫(東京都港区)では、預入金額が50万円以上1000万円までを対象としたNET定期「きらり」(1年定期)の適応金利が年率0.225%となっている。この定期預金は、取扱期間は設定されていない。

また、兵庫県姫路市を拠点とする播州信用金庫は1口100万円以上の預け入れに対し、1年定期年利0.25%の特別金利を5月末日まで取扱中だ。

これらの信金になじみがなくても国内在住者であれば、各信用金庫のネット口座を開設することが可能。インターネット口座のため、遠方地の銀行にも開設ができるというわけだ。

手続きは至ってシンプルで、各信用金庫のホームページから申し込みをすると、必要書類が手元に届き、免許書やパスポートなど本人確認書類を同封して書類を返送。信用金庫側で口座開設の手続きが完了次第、預金者の手元にキャッシュカードが送られてくる。

このカードで、口座への出入金が可能だが、当該信用金庫、全国各地の信用金庫のATMのほか、コンビニのATMでもカードは取扱いしており、高金利としてピックアップした上記の3信用金庫のキャッシュカードは、セブン銀行 <8410> のATMから出入金ができるため、信用金庫の拠点から離れた地域に住む預金者でも気軽に利用できるのが魅力だ。

日銀によるマイナス金利導入後、円高・株安が進み、先行きに不透明感が漂うなか、信用金庫のネット支店での定期預金は穴場の運用先の1つといえる。今回、紹介した以外にも好条件の利率を提示している信用金庫はある。円定期預金のみで運用を行う投資家は、こうした信用金庫にも目を向けてみてはいかがだろうか。(ZUU online 編集部)

【編集部のオススメ記事】
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)