2016年9月,株主優待,おすすめ
(写真=PIXTA)

株主優待投資が今個人投資家に大人気だ。この株主優待投資においては良質な優待がたくさんある月を把握して狙い撃ちをすることが重要なのだが、優待投資家にとっては特に3月、6月、9月、12月が人気の優待銘柄も多く、勝負の月だと言える。すでに6月が過ぎ去り、次の節目の月は9月だ。

しかし9月権利確定まではだいぶ時間があるため、まだまだ大丈夫と思っていると株価がどんどん上がってしまい、思わぬ高値をつかまされてしまうこともある。それを防ぐためにも優待を取得したいのであれば、実は「あらかじめ仕込んでおく必要がある」というのは優待投資家にとっては周知の事実となりつつある(後述)。

そこで、7月の間に是非あらかじめ仕込んでおきたい9月の優待銘柄を10銘柄選んでご紹介する。

※実質利回りは年間通した優待と配当を合わせた値を基に計算。また利回り算出に伴う株価は2016年7月7日終値を基準としている。

2016年9月の株主優待「厳選10銘柄」を紹介!

1.関門海 <3372>

【業態】
とらふぐ料理専門店では日本一の店舗数を誇る「玄品ふぐ」、かに料理専門店「玄品 以蟹茂」などを運営。長らく優待を停止していたが、2016年に新たに再開。配当はないものの年間2回の高利回り優待によるこれからの投資家の買いが期待できそうだ。余談だが、この優待をもらうのであれば3980円コースを狙える300株保有が圧倒的におすすめだ。

【最低必要投資金額】
1株354円100株で3万5400円

【優待内容】
保有株数に応じて下記割引券を進呈(年2回)
100株以上1000円相当1枚
300株以上3980円相当1枚
600株以上3980円相当2枚
1000株以上3980円相当3枚
※3980円1枚で玄コースに利用可能

【実質利回り】
5.6%

2.ミューチュアル <2773>

【業態】
医薬品・化粧品・食品業界向けに自動包装機械などの製作・輸入出販売、工業用ダイヤモンド販売や包装資材販売などの事業を行う企業。配当利回りも高く好業績のため9月優待銘柄の筆頭としてぜひ狙いたいところだ。

【最低必要投資金額】
1株830円100株で8万3000円

【優待内容】
1500円相当の選べる優待品

【実質利回り】
4.81%

3.システムリサーチ <3771>

【業態】
SIサービス業務やソフトウエア開発業を手掛ける東証二部の企業。優待は新設したばかりだが、高配当であり最近では株式分割を行ったため株価も下がり利回りも一気に上がった。東証一部への指定替えなども期待される。

【最低必要投資金額】
1株1270円100株で12万7000円

【優待内容】
2000円相当のクオカード

【実質利回り】
3.9%

4.大冷 <2883>

【業態】
切り身、焼き魚など水産物中心の業務用冷凍食品を製造する東証二部の企業。1株当たり配当が55円と非常に高く、指定替え期待もあるため優待以外の側面から見ても魅力的な企業と言える。

【最低必要投資金額】
1株1517円100株で15万1700円

【優待内容】
100株当たり2000円相当の自社商品

【実質利回り】
4.7%

5.オープンハウス <3288>

【業態】
東京・神奈川で新築一戸建て、土地などを販売する業績の伸びが著しい不動産企業。新興不動産企業の一角として株価も右肩上がりで上昇中。9月配当も1株あたり50円と高配当だ。

【最低必要投資金額】
1株2643円100株で26万4300円

【優待内容】
保有株数に応じて下記両優待を進呈。

(1)自社仲介またはグループ会社が販売する住宅購入時に指定の金額をキャッシュバック(3年未満保有10万割引、3年以上保有30万円割引)
(2)クオカード(3年未満保有3000円相当、3年以上保有5000円相当)

【実質利回り】
3.0%(※クオカードと配当のみで計算)

6.平和 <6412>

【業態】
パチンコ、パチスロ機大手。パチンコ機の着脱分離方式草分け、傘下にゴルフ場大手PGM。高配当・好業績だが株価は下落トレンドにある。反発を期待したい銘柄だ。

【最低必要投資金額】
1株2058円100株で20万5800円

【優待内容】
保有株数に応じて下記割引券を進呈(年2回)

PGMゴルフ場割引券
100株2枚
200株4枚
300株6枚
400株8枚
※1枚につき1名様のみプレー代より最大3500円を割引。割引対象は、グリーンフィ、諸経費、カートフィ及びこれらにかかる消費税。

【実質利回り】
10.68%(※配当と最大割引金額から算出)

7.ヤマウラ <1780>

【業態】
長野県内の建築、土木が中心。民間の比率高い。産業設備等のエンジ、首都圏マンション開発も手掛ける。株価が500円台のため、比較的小資金で投資できることが魅力だ。

【最低必要投資金額】
1株527円100株で5万2700円

【優待内容】
保有株数に応じて地場商品群の中から選択
100株以上2500円相当
1000株以上6000円相当
3000株以上8500円相当

【実質利回り】
5.7%

8.TOKAI <3167>

【業態】
東海地盤。LPガスのザ・トーカイとCATV等のビック東海が11年4月経営統合。地方系のインフラ企業として安定した業績が魅力だ。高配当。

【最低必要投資金額】
1株680円100株で6万8000円

【優待内容】
保有株数に応じて下記4商品の中から選択可(年2回)。100株保有だと以下の通り。

A 飲料水宅配サービス関連商品「うるのん」他 (100株500mL×12本又は12L×1本 1800円相当)
B 商品券(QUOカード) 500円分
C フレンチレストラン「ヴォーシエル」お食事券 1000円分
Dグループ会員サービス「TLCポイント」1000円分

【実質利回り】
4.7%(※クオカードと配当のみで計算)

9.ヴィアホールディング <7918>

【業態】
首都圏地盤に焼き鳥居酒屋、お好み焼き屋など展開。株数保有に比例して優待をもらえるのは嬉しい。業績が少々悪いという欠点はあるがそれを補って余りある優待内容だ。

【最低必要投資金額】
1株877円100株で8万7700円

【優待内容】
保有株数に応じて株主優待券(年2回)
100株保有で500円券5枚
以下100株増えるごとに5枚追加(1000株まで)

【実質利回り】
6.2%

10.アトム <7412>

【業態】
居酒屋ステーキ回転ずしなどを中心に運営する外食チェーン。コロワイドグループ傘下。アトムの優待は個人投資家から非常に人気があり、もはや優待と言えばまずアトムの名が浮かぶほど。コロワイドグループ全体で使用できる使い勝手の良さも魅力だ。

【最低必要投資金額】
1株688円100株で6万8800円

【優待内容】
保有株数に応じてコロワイドグループで使用可能なポイントを付与(年2回)
100株以上2000ポイント
500株以上10000ポイント
1000株以上20000ポイント

【実質利回り】
6.1%

2016年9月の株主優待に向けて……初心者が陥りやすい罠とは?

優待投資は人気であり初心者にも比較的手掛けやすいものであるが、次の事実を知ることでより安全に投資を楽しむことができる。

それは優待銘柄には優待の権利月に向けて株価が少しずつ上昇していくという、他ジャンルの銘柄にはない独特の動きをする傾向がある。この現象は優待目当ての投資家の資金が少しずつその銘柄へと移動していることで生じる。そのため、優待取得目前で株を買うことは優待前の高値を買うことにつながりやすい。

これは初心者が陥りやすい罠でもある。優待銘柄を買う際には、タイミングが重要であるため、目安として2~3か月前に株を仕込むと良いことを知っておこう。

また、銘柄によっては優待が新設されたばかりであり、過去の動きを読みにくいものも存在するが、優待が新設されたということはこれから新たにその銘柄を買う投資家が増えることが予想されるため、できるだけ早めに仕込んでおきたいものだ。

※上記傾向は優待銘柄によくみられる傾向を提示しており売買の参考にしていただきたいものである。ただし、優待銘柄も株式であり少なからず全体相場の影響を受けることをわすれてはならない。また優待は急に内容が変更されたり、廃止となることもあるため、購入の際にはご自身でしっかりと調べられることをおすすめする。

谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学を卒業後、証券会社において証券ディーリング業務を経験。2級ファイナンシャルプランナー。ヤフーファイナンスの「投資の達人」においてコラムニストとしても活動。2015年には年間で「ベストパフォーマー賞」「勝率賞」において同時受賞。ネットマネーや日経マネーと言った経済雑誌での執筆活動も行う。個人ブログ「 インカムライフ.com 」を運営。

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