③カードに掛かる年会費

年会費もクレジットカード選びには重要な指標です。ポイントの還元率が高い、あるいは付帯サービスが充実しているクレジットカードだとしても、年会費とのバランスによっては無駄な出費となってしまいます。

安いものは年会費無料のカードから、高いものでは年会費10万円前後まで存在します。
自分の利用の状況に合わせて、バランス良く使いたいですね。

④カードの持つステータス

大半のクレジットカードは申込制を採用していますが、その利用には支払い能力などの事前審査が存在するため、買い物状況によっては本人の信用を保証するものになります。

またステータスが特に高いといわれる、プラチナカードやブラックカードは、申込を受付けず、ごく一部の人に対して招待を送るだけというカードもあるため、そのようなステータスカードの持ち主に対しては、(少なくとも購買能力など金銭的な意味では)社会的な信用の証とされています。

例えばブラックカードの一つといわれている、 シティバンク ダイナースクラブ プレミアムカード は、年会費10万円で、かつCitibankへの預け入れ残高5000万円以上の方だけが入会出来るシティゴールドプレミアムの会員であるのことが最低条件です。

ただ、金銭的な余裕のある方の全員が、ステータスカードを持たれるかというと、そうでもないと言われています。
お金持ちの方ほど、出費の管理に堅実な方も多いものです。そして通常ステータスカードは、付帯サービスなどが充実しているものの、会費が割高です。そのため必要な付帯サービスが無い場合は、ステータスカードは持たないという選択をされる方も多いそうです。

【参考】 「収入は多いけど、実は貯金はほとんどない…」にならない為に〜支出コントロールの5つのポイント〜

⑤ユーザビリティ(利便性)

ポイントの還元や付帯サービスの存在が、クレジットカードを選ぶ指標のなかで、特に大きなウェイトを占めています。
しかし、実際にカードを使う上で、ユーザビリティ(利便性)も無視出来ない重要な要素です。

例えばポイントの金券などへの交換手続きを、郵送でしか受け付けないカードも存在します。また、ポイントの交換に期限が設けられ、その期限が極端に短く、結局いつも交換を忘れてしまうというカードも存在します。

条件が良いと思うカードがあったとしても、普段の生活の中で快適に使用出来るのかは、一度冷静に考えた方が良いかもしれません。

以上、クレジットカードの主な評価の指標をお届けしました。
それぞれの項目に関して、どのような条件を望むのか考えてみると、自分なりの理想のカードが分かりスッキリするかもしれません。

次回は、応用編として具体的なカードを取り上げながら、見るべきポイントについてお届けします。

[応用編] クレジットカードのウソ・ホント〜アフィリエイトに騙されない選び方〜

BY TOMB