現金への依存、銘柄の増やし過ぎにも要注意

オープンフォリオは2014年にも、3000件にのぼるデータをベースに、「資産を減らす最大の要因」に関するレポートも昨年発表しており、「ポートフォリオで現金の比重が20%以上だった投資家が損失をだした」としている。

2014年は当たり年といわれていたにも関わらず、約25%の投資家の資産が減少したという事実は、けっして現金が安全な投資対象ではないという現状を表している。

米投資家のポートファイルの平均36%が現金で構成されていたことも、非営利組織マネージメント、Applied Research Centerが、2014年に2800人の投資家を対象に行った調査で報告されている。

2008年のリーマンショック以来、投資家が株式市場に臆病になっているのは不思議ではない。しかし世界的に低金利傾向が増している近年、銀行に預金していても残高が減るだけではなく、株や債券で収益を生みだす大きなチャンスを逃していることになる。

ここで注意すべきは、もう一つの損失要因である「銘柄の増やし過ぎ」だ。分散投資は、管理しきれないほど多数の銘柄に手をだすという意味ではない。あくまで管理可能な範囲で、バランスよくポートフォリオを構成することが前提である。

オープンフォリオのデータによると、銘柄を管理できる範囲に好バランスで絞っていた投資家の方が、10銘柄以上を所有していた投資家よりも高リターンを得ている。

「現金に依存することなく、分散投資で丁寧にポートフォリオを管理する」が、投資の勝ち組に仲間入りするコツのようだ。(ZUU online 編集部)

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