ケーズHDのバックアップで展開

PCデポは「ケーズデンキ」を経営するケーズホールディングスのバックアップで展開してき会社だ。そこで「家電量販店業界全体の体質と底辺部分でつながっている企業文化があるのでは」という声もある。さらに同社の野島隆久社長は家電量販店「ノジマ」を経営する株式会社ノジマ一族出身でもある。

結論的に言えば、両社の手法や体質に影響を受けている可能性はゼロではないだろうし、家電量販店業界全体を見渡せば、13年12月19日号の『週刊文春』で、ヤマダ電機のブラック企業ぶりが明らかになり、ワーストに選ばれている。

どの家電量販店も売り上げ至上主義で従業員をしばり、過剰な圧迫のもとで店舗経営がなされてきていることは、今さらの感があるが、従業員が置かれている高ストレス環境の職場は日常的に行われていることは想像が付く。

「将来解除」を略して「SK」

さらにPCデポでは早期解約の事を「将来解除」を略して「SK」と呼ぶそうだ。解約をしに来た顧客をなだめて解約させないようにしたり、値段を下げた契約を新しく結ばたりといった手法で、なんとかして契約を続けさせる人を「SK担当」と呼んでいるそうだ。

マニュアルも存在し早期解約を求める顧客を想定した完璧さで、契約者が内容を把握できない高齢者であっても契約を強引に結ぶやり方は批判にさらされて当然だ。たとえ一店員がやった行為であっても、やはり会社側に組織としての責任がなかったとは言えないだろう。(ZUU online 編集部)

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