Mansion
(写真=PIXTA)

「副業で安定収入を得たい」「老後のための蓄えを増やしたい」などの理由から、マンション投資を始める若いサラリーマンやOLが増えている。

では、このマンション投資とはどういうものなのだろうか。株やFX(外国為替証拠金取引)といった金融商品とはどこが違うのか。今回は、マンション投資の特長や注意点について考えてみたい。

マンション投資の特長

まず、マンション投資の特長を簡潔に書き出してみよう。

・ 長期的な投資で、安定した収入を得ることができる
・ 他の金融商品に比べて経済変動(特にインフレ)に強い現物資産
・ 融資を受け、少額の自己資金から投資ができる
・ 私的年金や生命保険の代わりになる
・ 投資というよりも経営なので、努力や工夫で収益性や資産価値が高まる
・ 節税対策になる

株式やFXなど他の金融商品と異なる点として、マンションという現物資産を購入するのでインフレなどの経済環境の変化に強いこと、マンションを担保に金融機関から資金調達をして投資ができること、自分の「経営」次第で収益が増え、資産価値が高まることなどが挙げられる。また、ローンの金利の一部、火災保険料、地震保険料、物件管理のための交通費や修繕費などを経費計上することで所得税が軽減されたり、相続税の優遇措置を受けたりできるなど、節税対策になることなども違いといっていいだろう。