事業拡大のメリットとは

こうした事業拡大のメリットは、売り上げ拡大に伴い知名度も向上することだ。知名度が向上することにより、優秀な人材の確保や、大規模の経済が働き利益率向上にもつながるだろう。

また、既存事業と新規事業の二本立てにより、今後の市場縮小・人口減に対応するといった方法がとれることなども、事業拡大のメリットといえる。

事業拡大は、昔でいえば大名の領土拡大と似たようなものだ。つまり、経営者にとっては市場シェアを拡大し、日本や世界でのシェアNO.1をとるといった目標がさらなる向上心を高揚させることにもつながる。事業拡大は経営の道標にもなるのだ。

新規事業よりもM&A

このように、事業拡大は企業の存続、繁栄になくてはならないものだ。これまでと同じやり方だけで成長できるとは限らない。また、安定を目指す経営者にとっても、同じ事業だけを行っていることが安定につながるかどうかはわからなくなっている。

日本の人口が縮小する中、全体としては国内消費や生産には、かげりがみえてくる可能性もある。とはいえ、やり方次第で事業拡大は可能だろう。国内で新規事業を行う、海外へ進出するなど、事業拡大の手段は考え方によってはいくらでもあるといってよい。

その際、新規事業を検討するならば、M&Aで時間を買うことも検討してみよう。新規事業はリスクが高く、軌道に乗せるまでに時間もかかる。しかしながらM&Aでは、すでに軌道に乗っている企業を買収することで売り上げや利益を確保することができる。営業ノウハウや製造ノウハウなども獲得できるだろう。

このように、新規事業を一から始めるよりもM&Aの方が効率的といえる。日本でもM&Aは今や珍しくなくなってきた。これからの事業拡大には、M&Aも選択肢の一つとして不可欠となってくるだろう。 (提供: M&Aアドバイザーズ

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