ザ・レジデンス,ファーストクラス
(画像=Webサイトより)

エティハド航空が、最新のエアバス「A380」にファーストクラスよりも格上の「ザ・レジデンス」という、民間航空会社で唯一の3部屋スイートを設けているという。

残念ながら現時点では、アブダビと日本を結ぶ路線にA380が就航する予定はないとのことだが、近い将来に日本にも「ザ・レジデンス」がお目見えすることを期待して、この「空のスイートルーム」を紹介しておくことにしよう。

アブダビ-ロンドン間の片道運賃は約117万円

エティハド航空は、アラブ首長国連邦(UAE)の首都、アブダビを拠点とする航空会社。日本ではまだ知名度が高いとは言えないが、アブダビ国際空港と成田国際空港の間、および北京経由で中部国際空港との間に航路を持っている。

UAE系の航空会社というと、日本ではドバイが拠点で旅客輸送量世界5位級のエミレーツ航空が広く知られている。しかし2003年11月の初就航以来、エティハドは旅客数や就航都市を右肩上がりで増加させ、2013年には旅客輸送量世界23位と、25位の日本航空 <9201> を抜き去るに至っている。

現在エティハドは、総2階建てで世界最大級の超大型旅客機であるエアバス「A380」と、燃費や飛行性能を高めた最新鋭機のボーイング「787」を、次々と主要な路線に就航させている。もし10月20日にアブダビから「A380」でロンドンのヒースロー空港に向かうのだとすると、「ザ・レジデンス」の片道運賃は日本円で約117万円。ファーストクラスでも約60万円強なのだから、さらにその2倍近くになるわけだ。