(写真=PIXTA)
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秋のレジャーシーズンを迎え、「さて、家族で出かけるには……」と考えた時に注目したいのが、低コストで満足感十分の「工場見学」だ。

企業の製品を安く買えたり、お土産貰えたりといった楽しみもさることながら、なんといっても製造現場のナマの姿に接することによって、企業への愛着も一段と深まろうというもの。ここでは、家族で楽しめること請け合いの工場見学を5件選んで、特徴を紹介しておくことにしたい。

キユーピー <2809>

マヨネーズなど、いくつもの馴染み深い調味料を提供しているキユーピーの工場見学。その見どころといえば、何といっても卵割機だろう。1分間に600個もの卵を割ることが出来るこの機械は、見学に来た人の足を必ずくぎ付けにする。

マヨネーズの製造工程を存分に観察しながらの90分のコースを終えると、最後にはサラダバーが用意されている。このサラダバーでは、もちろんのことキユーピー製の、ドレッシングやマヨネーズを20種類以上試食することができる。帰りにはキユーピー人形のお土産もあって、最後まで家族で楽しめる工場見学だ。

見学の実施日は平日で、料金もかからない。アクセスは南栗橋駅から徒歩20分で、インターネットで予約ができる。

「SKY MUSEUM」は、JALが社会貢献活動の一環として用意している無料の工場見学だ。

1日4回、展示エリアと航空教室、人気の格納庫見学などを楽しめるツアーが実施されている。中でも抜群の人気を誇っているのが、格納庫で見学できる「迫力満点のジェット機の整備風景」だ。また、仕事体験エリアや、制服体験エリアなども、空の仕事にあこがれる子供たちにとってはまたとない経験が味わえる企画が揃っている。

安全上の理由から、小学生未満は保護者同伴でも断られるということや、小学1、2年生は5名につき成人1名の同行が必要で、小学3~6年生にも成人の同行が要求されているなど、いくつかの注意点があるので、あらかじめ確認しておくことが必要だ。なお、JALグッズショップでオリジナルグッズをお土産に買うこともできる。

アクセスは東京モノレール新整備場駅から徒歩2分。見学の申し込みはインターネットのみに限られているのだが、人気の高いツアーなので、早めに予約しておくのが賢明だ。