SIMカード
(写真=Thinkstock/Getty Images)

毎月高額な携帯料金に悩まされていた人にとって、「格安SIM」はいかにも魅力に満ちた存在に見える。とにかく月々の支払いが安くなるというので、人気が盛り上がっているようだが、やはり「いいことだらけ」というわけにはいかず、いくつかのデメリットも存在する。ここでは契約した後で後悔したりすることのないよう、「格安SIM」のデメリットを整理しておくことにしたい。

1. キャリアメールが使用できなくなる

キャリアメールというのは、「~@docomo.ne.jp」「~@ezweb.ne.jp」「~@softbank.ne.jp」といった、携帯電話会社の公式メールのことだ。

格安SIMに乗り換えると、これらのキャリアメールが使えなくなってしまうため、迷惑メール対策にキャリアメールアドレスから以外のメールを受信拒否している人には、メールを送れなくなったりするといった事態が生じる。

普段の連絡に「LINE」しか利用していないのであれば問題はなく、キャリアメールの代替サービスとしてGmailなどのフリーメールや、格安SIMが提供する独自のメールサービスを利用することもできる。Gmailであれば、Googleアカウントさえあればすぐに使える点、便利がよい。

2. 通信速度が制限される可能性も

格安SIMは大手通信会社から間借りした電波帯域を使用してサービスを提供しているため、大元であるキャリアと比べて通信速度が遅くなる場合がある。特に利用者が多い通勤時間帯や、お昼の12時から13時頃、夕方以降の夜の時間帯などでは、通信速度が遅くなってしまい、動画を視聴するのが困難な状態になることもある。

もちろん格安SIMも様々な対策をとっているので、極端な速度低下は起こりづらくなってはいるが、ユーザーの多寡や帯域の量などによっては、スムーズな通信ができずにストレスを感じてしまうようなこともないではない。

3. 初期設定は自分でしなければならない

キャリアで端末を購入した場合には、すぐに使える状態で手渡しを受けるのだが、格安SIMでは、SIMを買って端末に差し込んだ後、自分でAPN設定と呼ばれる初期設定をしなければならない。「APN」は「Access Point Name」の略で、要はインターネットの接続先の設定を意味している。この設定自体は決して難しいものではないが、やはり慣れない人にとっては面倒なプロセスだ。

どうしても「初期設定が苦手だ」という人には、「格安SIMと端末のセット購入」という手もある。この場合にはある程度初期設定が済んだ状態で端末が郵送されて来るので、比較的楽に残りの設定作業を進めることができる。