1. テザリングが使えなくなる場合もある

テザリングというのは、スマートフォンなどをちょうど外付けのモデムのように使って、他のコンピューターなどをインターネットに接続することだ。ドコモのAndroid端末では、格安SIMを使うとこのテザリングが使えない。そのためテザリングを行うには、SIMフリーの端末を手に入れるか、iOS8以降のiPhoneを使う必要がある。

逆に、auの場合には、Android端末ではテザリングがOKで、iPhoneでは不可ということになっている。SIMフリー端末でならテザリングを使うことができるが、実際にはauのネットワークに対応した端末が少ないのが現状だ。

  • サービスを受けるのに不便が生じがち
  • キャリアの場合には全国各地にショップが設置されているので、契約やプラン変更、さらには操作説明、端末の修理や保障など、なんでも気軽に店頭窓口で相談できる。けれども格安SIMでは、まだまだ店頭窓口でサポートを行うところは多くはなく、サイト上での申し込みや電話・メールに頼ることになる。

    また、端末を落として画面が割れてしまったといった故障トラブルの際にも、ショップに駆け込みさえすればよい、といった対応は望めない。格安SIMでは端末とSIMのサポートは別々になるため、故障した際にはメーカーに直接修理依頼するしかない。

    格安SIMに向いている人とは?

    概して、「データ通信よりも通話が多い」、「キャリアメールを手放したくない」、「キャリア独自のサービスを使っている」、「操作説明などのサポートが必要だと感じている」、「テザリングをよく使う」などに該当する人は、「格安SIM」への乗り換えには十分慎重であるべきなのかもしれない。

    けれども裏を返せば、これらに当てはまらない人なら、携帯料金を大幅に節約することができることになる。デメリットをよく調査した上できちんと対策を講じておけば、「格安SIM」の本当の魅力に触れることができるはずだ。(ZUU online 編集部)

    【編集部のオススメ記事】
    「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
    資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
    会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
    年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
    元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)