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(写真=PIXTA)

「子どもの教育費1000万円」とよく耳にする。

小学校から高校までの教育費には、「学校教育費」「学校給食費」「学校外活動費」が含まれ、その他に塾や家庭教師代の費用もかかる。大学までオール公立で総額約756万円、オール私立だとなんと約2000万円と言われている。平均すると「1人当たりの教育費1000万円」は、決して大げさな数字ではない。

1000万円の貯金なんてない!と思うかもしれないが、まとめて1000万円が必要なわけではない。入学金などがかかるのは、中学1年、高校1年、大学1年と節目だけである。そこに焦点を絞って資金を貯蓄しておくのが得策ではなかろうか。

教育費の貯蓄を始める場合、「いつまでにいくら貯めるか」を想定したほうが確実。それは上記のように節目の年になるわけですが、利率が高い長期の貯蓄をする場合は、「子どもが大学に入学するとき」を目標にすればいいわけである。

そこで、将来の節目に向けて今から準備して活用できるのが「学資保険」である。

貯蓄型の学資保険

学資保険の本来の目的は教育資金を積み立てること。医療保障や死亡保障が付いていないシンプルな保険について検討しよう。

最大の特徴は、返戻率が100%を超える。分かりやすくいうと、支払った保険料の総額よりも、受け取る保険金額(満期保険金+祝い金)が上回る。

もちろん保険契約者(親)に万一死亡や重度障害があった場合でも、それ以降の保険料の支払いは免除される。満期学資金や祝い金は、予定通り全額受け取ることができるので、とても合理的、かつ人気の学資保険でもある。もしもの場合にも子供に教育で苦労させなくて済むだろう。

子供の教育資金を確実に積み立てたいが、貯蓄する自信がない方にはおすすめだろう。

保障型の学資保険

最大の特徴は、保険契約者(親)に万一(死亡・重度障害)のことがあった場合に育英年金が満期までの間受け取れることである。

また保険契約者(親)に万一のことがあった場合、死亡保険金が受け取れる。被保険者(子供)がケガや病気で入院、通院や死亡した場合に保障される。

しかし、当然ではあるが医療保障や死亡保障が受けられるタイプであるため、当然、その分保険料が上乗せされ、元本割れ(受け取れる保険金額(満期保険金+祝い金)が支払った保険料の総額を下回ること)があるのだ。本来、学資保険は将来の教育資金で貯蓄を目的として始めるなら、先に述べた貯蓄型の学資保険で十分ではなかろうか。