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(写真=PIXTA)

目次

  1. 学資保険ってどんな保険
  2. 貯蓄型の学資保険
  3. 保障型の学資保険
  4. 途中解約で元本割れすることも
  5. 満期保険金に所得税はかかる?
  6. 返戻率の低下に注意を

学資保険ってどんな保険

子供の教育費は、一人あたり2000万円かかるとも、3000万円かかるともよくいわれるが、その資金づくりによく使われるのが「学資保険」だ。 「3000万円なんてない」と思われるかもしれないが、まとめて3000万円が必要なわけではない。入学金などがかかるのは、中学1年、高校1年、大学1年と節目だけである。そこに焦点を絞って資金を貯めればいい。

それには、貯蓄性の高い学資保険も有力な候補だ。学資保険の種類と加入する際の注意点について紹介したい。ぜひ、教育資金づくりを考える際には、学資保険も検討してほしい。

貯蓄型の学資保険

学資保険の本来の目的は教育資金を積み立てること。医療保障や死亡保障が付いていないシンプルな貯蓄型の保険について見てみよう。

最大の特徴は、返戻率が100%を超えることが期待できるということだ。分かりやすくいうと、支払った保険料の総額よりも、受け取る保険金額(満期保険金+祝い金)が上回る。

また、特約がついていれば、保険契約者(親)が万が一、死亡したり重度障害を負ったりした場合でも、それ以降の保険料の支払いが免除される。満期保険金や祝い金は、予定通り全額受け取ることができるので、もしもの場合にも子供に教育資金で苦労させなくて済むだろう。

とても合理的で、学資保険に加入する際はこちらを選ぶ人が多い。 子供の教育資金を確実に積み立てたいが、貯蓄する自信がない方にはおすすめだといえる。

保障型の学資保険