自動車ローンは、数年間かけて返済していく、家計の固定費だ。家計の中で少なくない割合を占める自動車ローンは、借りる前に返済額や利息負担がいくらになるかを計算し、無理のない金額を借りることが大切だ。
自動車ローンを借りる前には必ずシミュレーションをするようにしたい。自動車ローンのシミュレーション方法や、商品選択の注意点などについて解説する。
自動車ローンで払うことになる費用
自動車ローンを組んで支払うことになるのは元金、利息、保証料の3つだ。中にはオプションや車検費用などもローンを組める場合もあるが、一般的に元金は車両代金だけだ。その元金に対して、ローンの種類により異なる金利(利息)を払うことになる。それに加え、金融機関によっては年率数%の保証料を要するローンもある。
それらが車両を購入する際に必要な総額だ。それに加え、燃料費、駐車場、メンテナンス、保険といった使用する上で必要となる費用がかかることになるので、返済額だけでなく、維持費なども加味して総合的に検討してほしい。
自動車ローンのシミュレーション方法
自動車ローンの計算方法は単純である。利息の計算は、以下のようになる。
元金×金利×借入期間÷2=利息金額
元金と金利が低ければ低いほど、利息は減ることになる。では、毎月の支払額はどうだろう。
元金+利息金額÷期間(月数)=月々の支払金額
先ほどの計算で算出した利息を車両代金に足し、支払い月数で割れば月々の支払額が計算できる。 ただし、これらは簡易的な計算なので、正確な金額はカーディーラー、金融機関に確認が必要だ。また、借入代金、期間、利率を入力するだけで利息金額や毎月の支払額を算出してくれるシミュレーションサイトも多くある。