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(写真=Thinkstock/Getty Images)

マイカーの購入を検討する場合に、多くの人は「どの車にしようか」と頭を悩ませる。色々な車種を検討している時は、なんともワクワクするものである。しかし、実際にローンを組み支払いが始まると、思いの外家計への負担が大きいことに気づかされたという方も多いのではないだろうか。

現金一括で車を購入する人は少ない。ローンを組む際に、あなたはどんな基準で選ぶだろうか。実は、車選びと同じ、もしくはそれ以上に大切なのが「どこでローンを組むか」である。

ローンとは、借金である。ただでお金を借りているわけでないので、当然利息が発生する。その利息は、カーディーラーや金融機関によって大きな差があることはご存知だろうか。その差によって、同じ車種を買った人を比較しても数十万円の差が出てくる場合もあるのだ。

マイカーローンで損をしないポイントは「頭金」と「金利」である。この二つのポイントをうまく活用できれば、同じ車でも「割安」で購入できるということになる。


自動車ローン、マイカーローンとは

マイカーローンとは、カーディーラーや金融機関からの融資を受けるというかたちで、毎月決められた金額を一定期間支払うことで、車を手に入れることのできるものである。

カーローンは、車の購入に特化したローンのため、購入代金としてあてることが前提となっている。貯蓄はないが、急に車が必要になった場合や、貯金するのが苦手で、毎月支払いがある方がいいという方には魅力的なものである。

実際に車を利用しながらお金を払っていくというのは、利便性では優れていると言える。しかし、借りたお金には利息が付く。それは、年利何%というかたちで車両代金に加えて余計に支払いをするということだ。数%と侮ってはいけない。車両代金は人生の中でも大きな買い物のひとつと言える。0.1%の差でも、金額によってはかなりの差が出てくることになる。

払うことになるお金の種類

支払うことになるのは元金、利息、保証料の3つである。中にはオプションや車検費用などもローンを組める場合もあるが、一般的に元金は車両代金である。その元金に対して、ローンの種類により異なる金利(利息)を払うことになる。それに加え、掛からない場合が多いが、金融機関によっては年率数%の保証料を要するローンもある。

それらが車両を購入する際に必要な総額ということになる。それに加え、燃料費、駐車場、メンテナンス、保険といった使用する上で必要となる費用がかかることになるので、計画的に検討してほしい。

自動車ローンのシミュレーション方法

自動車ローンの計算方法は単純である。利息の計算は、以下のようになる。

元金×金利×借入期間÷2=利息金額

元金と金利が低ければ低いほど、利息は減ることになる。では、毎月の支払額はどうだろうか。

元金+利息金額÷期間(月数)=月々の支払金額

先ほどの計算で算出した利息を車両代金に足し、支払い月数で割れば月々の支払額が計算できる。

ただし、これらは簡易的な計算であるので、正確な金額はカーディーラー、金融機関に確認が必要だ。借入代金、期間、利率を入力するだけで利息金額や毎月の支払額を算出してくれるシミュレーションサイトも多くあるので、活用してみてはどうだろうか。

残価設定マイカーローンのシミュレーション方法

最近話題の残価設定ローンの場合には、計算の仕方に注意が必要である。

残価設定ローンとは、数年後に下取りをすることを前提に、あらかじめ下取り金額を差し引いた金額を月々の支払いを行うローンである。常に新車に乗りたい方や、一定期間車が必要になった方などにはメリットが大きいだろう。

ローンの返済が終わると、そのまま車両を買い取るか、新たに残価設定ローンを組み乗り換えるかを選択することとなる。もちろん、返却をすることも可能である。

しかし、注意していただきたいのは当然残価設定ローンにも利息はかかる。通常のカーローンに比べると低金利であることが多いが、間違いやすいポイントは「残価に対して利息がかかる」のではなく、「車両価格に対して利息がかかる」という点である。つまり、元金部分は車両代金になるので、注意したい。

また、残価設定ローンを利用した場合、名義が信販会社になるため、自身の好きなように車をカスタマイズしたいという方にはお勧めできない。それぞれの会社で特性があるので、残価設定ローンを利用しようと考えている方は、徹底的に比較することをお勧めしたい。加えて、事故があった場合などの規定についても十分確認しておく必要があるだろう。

自動車ローンをシミュレーションして比較してみる

では、具体的に頭金の有無と金利によってどれくらいの金額に差が出るのか、シミュレーションしてみよう。

例えば、500万円の車を、ローンを組んで購入する場合で考えてみよう。頭金なし、金利(利息)が年利6%、5年ローンの場合を想定する。

利息金額     500万×0.06×5÷2=75万

総額       500万+75万=575万

月々の支払い金額 575万÷60か月=9万5833円

では次に、頭金を100万円入れ、年利4%、5年ローンの場合を考えてみよう。

利息金額     400万×0.04×5÷2=40万

総額       400万+40万=440万

月々の支払い金額 440万÷60か月=7万3333円

かなりの高級車を前提にシミュレーションをしたが、利息部分で30万円もの差が出ている。月の支払額も大きく変わるのがお分かりいただけるだろう。この金額は一つの目安であるが、これより車両価格金利が高ければ当然利息も上がるということになる。大きな買い物だけに、数%の違いは大きい。

車を購入する場合には、現金一括で購入するのが一番得である。しかし、ローンを組む場合には、可能な限り頭金を入れ元金を減らすこと、ボーナス時の支払いを多くするなど支払い期間を短くすることが賢い選択と言えるだろう。

マイカーローンで損する場合とは?

損をするパターンの一つが、特に何も考えずに販売員に勧められたローンを組む場合が挙げられる。

自社の信販会社の利用を勧める場合があるため、販売員としてはその「商品」も買ってもらいたいのだ。しかし、それがあなたにとって最適なローンであるかは別問題である。

ディーラーローンの特徴として、審査が早く通りやすいと言われている。「一緒に車選びをしてくれた販売員のいうことだから、間違いないだろう」と、勧められたものを選び、契約してしまう。利息部分についても、いくら支払っているのか自覚していないケースもある。それは決して得策とは言えない。

まず、あなたが安定した一定以上の収入があるのであれば、徹底的に低金利のカーローンがないか、比較し申し込みをしてみてはどうだろうか。

中には、車検やメンテナンスをサービスしてくれるディーラーもある。そのような場合には、金利を考慮してもなお、そちらの方が得であればディーラーローンを選ぶのも手である。しかし、まずは低金利の金融機関の審査を受け、それが駄目ならディーラーローンを検討するという手順をお勧めしたい。

また、繰り返しになるが「可能な限り頭金を入れる」というのも基本的な節約術である。また、繰上げ返済や月の支払いを増額することで、利息部分を抑えることができる。そうしたことが可能かどうかも、契約時には必ず確認したい。

急を要する場合でも、レンタカーやカーリース、カーシェアでは対応できないものかをよく検討してほしい。最近では、それらを活用しマイカーを持たない、というのも選択肢になっている。