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はじめに
2019年の消費増税の前に、自動車購入を検討している人も多いだろう。自動車購入に欠かすことができないのが、自動車ローンだ。数百万円にもなる自動車ローンは、できる限り低い金利で選びたいところだろう。
しかし、金利だけに着目して自動車ローンを選択するのは危険だ。自動車ローンは金利の他にも総合的な観点から選択する必要がある。
自動車ローンの金利と残価設定ローン
カーローンは、カーディーラーはもちろん各金融機関も取り扱っているる。一般的には、カーディーラーローンは審査に通りやすい反面、高金利が設定されている場合が多い。金融機関でのカーローンはディーラーローンよりも低金利だ。
年率数%と見ると、そんなに差が出ないのではないかと思う方もいるかもしれないが、購入する車の価格が高くなればなるほど、ローン期間が長くなればなるほど、その差は広がっていくことになる。
低金利を広告で打ち出している場合もあるが、最低金利の表示だけではなく上限部分まで確認をしよう。その金利が適用されるための条件にも目を通したい。金額や期間、金融機関によりその内容は様々だ。
最近では、残価設定ローンと言われるものも登場した。数年後の乗り換えを前提に、予め下取り金額分を差し引いた金額(残価)を毎月一定の金額ずつ支払っていくというものである。 期間が経過した場合には、車両を返却するか、そのまま支払いを続け購入をするか、新たに残価設定ローンを組み、新車に乗り換えるかを選択することになる。低金利の設定がされており月々の費用を抑えられること、数年おきに新車に乗れるというメリットがある。
金利以外に支払金額を左右するもの
より低金利のローンを検討することは、費用を抑えるための鉄則である。しかし、それ以外にも支払い金額に影響を与えるものが存在する。
金融機関などの低金利ローンの場合には、保証料や手数料がかかるものがある。原則、カーローンを申し込む際には保証人が不要である。その代わり、信販会社が保証人の代わりとなるための保証料を支払うのだ。
低金利と思っていたが、それらの金額を支払うと結局他のローンと変わらない金額になってしまったというケースもある。金利だけではなく、保証料などの細かい部分も事前に確認をした上で契約をしたい。