プライベートバンカー
(写真=Thinkstock/Getty Images)


「プライベートバンク」という言葉を紙面で見かけることが多くなりました。

しかし、「プライベートバンクとは何か?」を本当に理解している方は少ないのではないでしょうか?

実は、一般的に「プライベートバンク」と見られている(あるいは名乗っている)サービスの大半は、正式な「プライベートバンク」ではなく、「プライベートバンクサービス」になります。
本日は、富裕層向けの高度な金融サービスとして注目される事の多いプライベートバンクについて、そもそもプライベートバンクとは何なのか、またプライベートバンクサービスとは何が違うのかなどを中心にまとめをお届けしたいと思います。

【参考:預け入れ資産1億円以上を対象としたプライベートバンク関連】

日本版プライベートバンク成功へ向けて〜現代富裕層の悩みと金融機関の4つの課題〜
プライベートバンクへの期待〜その幻想と真実〜
「プライベートバンクサービス」≠「プライベートバンク」?〜富裕層サービスの真実〜
資産1億円以上限定、富裕層向け「プライベートバンク」サービスの比較

【参考:預け入れ資産1000万円以上対象のプレミアムバンクについては、下記のリンク先をご参照ください。】

1000万円以上預けると優遇を受けられるプレミアムバンクの比較
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol1~サービス解説編~
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol2〜Citigold編〜
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol3〜みずほプレミアムクラブ編〜
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol4〜三菱Quality Life Club編〜
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol5〜三菱UFJ信託エクセレント倶楽部編〜
続・1000万円以上を預けると優遇の受けられるプレミアムバンク vol6〜三井住友信託銀行ベストクオリティ編〜

◉正式なプライベートバンクの定義


広義のプライベートバンクは、富裕層向けの総合資産運用サービスのことを指す事が多いようです。しかし、厳密にはより細かな定義が存在します。

例えば、日本で一般的にプライベートバンクと認識されることの多いUBSは、正確にはスイスのプライベートバンカーズ協会に加盟していないので、純正のプライベートバンクではありません。
このプライベートバンカーズ協会は、世界中で「プライベートバンカー」という言葉の団体商標の権利を保持しており、現在の加盟銀行は14行です。

プライベートバンカーと名乗るための条件、正式な定義は以下の通りです。

①少なくとも1名は無限責任を有するプライベートバンカー(私人銀行家)がパートナーとして経営に参画している銀行
②スイスプライベートバンカー協会の会員資格

ピクテに代表されるプライベートバンカーズ協会に登録する老舗のプライベートバンクは、顧客に対して無限責任を果たす「パートナーシップ制」を採用しています。日本の銀行のように、自行で資産運用や融資を行なうことはないので、不良債権を抱える心配はありません。この事が、プライベートバンクが富裕層からの信頼を得る大きな理由となっています。