Jリーグへの影響

Jリーグが発足して約20年が経過しましたが、チームのスポンサー関連企業に外資系企業が参入することは今回が初めてとなります。さらにマンチェスターCは2011年、2013年とプレミアリーグを制している強豪。横浜Mにとっては科学的な選手育成システム、環境、選手移籍などチームとしてレベルアップするためにも最高の環境と言えるでしょう。

さらにサッカーチームをビジネスとして利益をあげるためにも大きな力となりそうです。横浜Mは今回日産からの10億円の補助があり債務超過を免れ経営難を脱した形となりましたが、100年以上のクラブ運営実績があるマンチェスターCのチームブランディングや運営ノウハウを吸収することでチーム自体が成長し、Jリーグを牽引していく存在になっていくことでしょう。


サッカーチームと日産の相性

日産は今回CFGとの提携だけでなく、2016年リオデジャネイロオリンピックの公式スポンサーやチャンピオンズリーグへもスポンサー投資を行っていく予定です。以前フォード社がCFGとの提携を発表した際は7000億円を超える契約金と報じられましたが今回日産も同額もしくはそれ以上の契約金を支払うことになるでしょう。

そこで重要なのはサッカーチームなどスポーツ分野に対する費用対効果です。日産は提携によって人気選手を起用したテレビCMなどの広告をはじめあらゆる側面からブランディング、プロモーションが可能になります。これから一般人に対して認知、購買といった普及が進んでいくEV車は、ユーザーのマインドシェアをいかに先行者として開拓していけるかが鍵。そういった意味では今回日産が行ったスポーツ分野へのスポンサー投資は好影響を及ぼすことになるのではないでしょうか。

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Photo from Manchester City