2017年9月13日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

懸念されていた北朝鮮の核問題やアメリカのハリケーン被害などが予想していたほど酷烈でなかったことから、リスクオフの巻き戻しが起こった。マーケットのリスクに対する警戒が過度だったことで、107円台から110円台まで反発上昇した。

12月の米利上げ確率においては、9月上旬と同様の40%台まで回復したものの、何かが改善されたというわけではなく、以前と特段変わりはない状況。

また、来週21日(木)の米FOMCを控えていることもあり、その伏線となる明日14日(木)の米消費者物価指数は、いつもより注目度が高くなっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円の現在の上昇は、あくまでリスクに対するショートカバーが一巡した流れ。よって、先月の高値付近で3~4回跳ね返されている110.80円付近のレジスタンスを超えてこない限りは、トレンドの転換とは見なせない。そのため、110.00円付近は、積極的に売りから入りたいレベル。明日の米消費者物価指数を意識しつつ、基本は戻り売りを回転させるトレードで臨みたい。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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