マイカー所有・維持にいくらかかるのか?

自家用車の購入には、新車を買う、新古車や中古車を買うという選択肢があります。軽自動車か車種により価格もまちまちですし、中古車の場合、車の状態によって価格が大幅に上下します。そのため、乗り出し価格に大きな差が出てしまいますが、家族で乗るための状態の良いセダン車を中古で買うなら、少なく見積もっても乗り出し価格80万~100万円程度でしょう。自動車ローンで購入する場合、さらに金利も上乗せになります。

購入時のイニシャルコストに加えて、自家用車は持ち続ける間にかかる経費も馬鹿になりません。具体的には、以下のようなコストがかかります。

・ ガソリン代
・ 整備点検費用
・ 車検代
・ 自動車税
・ 自賠責保険や(任意)民間自動車保険の保険料
・ 駐車場代
・ 自動車免許更新費用

たとえば、コンパクトカークラスの場合、年間で5〜6万円かかります(例;1.3L 自動車税3万4,500円/重量税7,500円/自賠責1万2,915円。エコカー減税考慮せず)。ワンボックスなど大型車であればさらに費用はかさみます。

メンテナンスや保険料なども加味すると、排気量1,000cc超~1,500㏄以下のファミリーカーの場合、ざっくりですが、毎月3万〜6万円程度の維持費がかかるでしょう。

仮に、150万円の乗り出し価格の車を10年毎に借り換える(維持コスト=年間50万円)と想定した場合、一生涯にどれくらいのマイカー支出が発生するのでしょうか

【30歳から70歳まで、40年マイカーを所有】
購入コスト:150万円×4回=600万円
維持コスト:年50万円×40年=2,000万円
総費用計:2,600万円

ちりも積もれば……ではありませんが、車を所有する累積コストがこんなにかかることに驚く方もいるのではないでしょうか。

通勤で車を使う、送迎が必要な家族がいるなどの事情があれば仕方がありません。しかし、車に乗る頻度や人数・行先などを考慮して、車を「持たない」という選択肢もあるでしょう。

身近になってきたカーシェアリング

車を持たずに「借りる」というと、レンタカーをイメージする人が多いかもしれませんが、しかしもっと手軽に、必要な時間だけ借りる方式があります。それは「カーシェアリング」です。

「カーシェアリング」とは、1台の車を複数の人で共有することです。

車両を買うお金も不要です。さらに、自動車保険や駐車スペース、整備にかかる費用負担もありません。月額基本料金と利用した時間だけ支払いが発生するので、車をあまり利用しなかった月は当然支出も減るため経済的です。

今では、全国各地にサービス拠点ができています。コインパーキングとカーシェアリングが一ヵ所にまとまったタイプ、はた目には駐車場のように見えるタイプ、マンションの駐車場に設置されているタイプもあります。

最近は、都心だけでなく全国的に広がりつつあります。たとえば、オリックスカーシェアの拠点は全国で1,397拠点あります(2016年3月末時点)。気になる方は「カーシェア お住まいの地域名」でネット検索してみてください。複数のサービス会社や拠点が見つかるでしょう。

カーシェアリングには、サービス拠点が多いことに加えて、レンタカーのように店舗での対面での借り入れや返却手続きがいらないシステムのものもあります。たとえば、事前にWEBなどから会員登録し、支払いに使うクレジットカード情報も登録します。会員になると、PCやスマホから借りたいタイプの車を予約して、24時間365日、人手を介さずに車を駐車スペースから出し入れできます。

いちいち対面で手続きを取らずに済むため、日常遣いとしてカーシェアリングを利用しようと考えている人にも便利でしょう。