所有とレンタル、コストを比較してみよう!
自家用車を所有するに比べて、どれくらい支出が抑えられるか考えてみます。
たとえば、オリックスカーシェアで月に10回、6時間ずつスタンダードクラス車を借りた場合でシミュレーションしてみましょう。
【個人Aプラン利用・1回の移動距離は20㎞、6時間パックで計算】
◎計算式 月額基本料+時間料金+距離料金-サービス料金
月額基本料:980円
時間料金(パック料金):3,500円×10回
距離料金:300円×10回
サービス料金:△980円
月額総利用支出=3万8,000円
利用頻度で実際には必要な支出額は変わりますが、マイカー所有の場合に比べると、車両本体にかける費用がまるまる浮くことになります。
また、費用以外にもメリットがあります。それは、車にかける手間が大幅に削減されることです。たとえば、整備や洗車、自動車保険契約・更新手続きなども不要になるため、それらにかけていた時間を別のことに使うことができます。
では、カーシェアした車で万が一自動車事故を起こした場合、その補償はどうなるのでしょうか。
一般的には利用料金のなかに保険加入コストも含まれていますが、気になる方は会員登録前に補償される内容や事故ペナルティー料金の有無などについて確認しておきましょう。
たとえば、オリックスカーシェアの場合、以下の保険・補償額が料金に含まれています(HP Q&Aより一部抜粋)。
対人:1名限度額 無制限(自賠責保険含む。免責0円)
対物:1事故限度額 無制限(免責0円)
車両 :1事故限度額 時価額(免責0円)
人身損害:1名につき 3,000万円まで
※事故対応専門窓口あり
もし補償内容が不足していると感じたら、個人で自動車保険に加入するとより安心です。
タクシーと公共交通機関を使うという方法もある
自動車をそう頻繁に使わない場合や、大都市圏に住んでいて公共交通機関が発達しているというケースもあるでしょう。大都市圏では駐車スペースにかかる費用が大きいため、マイカー所有はより慎重に検討する必要があります。
たとえば、普段は電車やバスなど公共交通機関を使って移動し、最寄り駅から目的地までの移動距離が長い時だけタクシーを利用する、夜間だけタクシーを使う……などができるでしょう。健康のためにも徒歩や自転車を活用するという方法もあります。
高くなってきたとは言うものの、東京都のタクシー初乗り運賃は380~410円程度です。たとえば、東京駅から御茶ノ水駅までの区間程度であれば千数百円程度でしょう。
参考までに、東京23区のタクシー(普通車)の利用料金がどのようになっているのかをお伝えします。
初乗り:410円で1,052メートルまで
以後:237メートル毎に80円加算(深夜加算など考慮せず)
週に2〜3回この程度のタクシー移動をしたとしても1万円前後で済みます。外出頻度にもよりますが、電車・バス代を加味してもせいぜい2〜3万円ではないでしょうか。自家用車を所有し続けるコストに比べればかなり安上がりだと感じる方もいるのではないでしょうか。