目次

  1. なぜ日本人は時間よりもお金を大切にするのか
  2. 「お金より時間が大切」と考える人が多い国とその割合
  3. お金より時間を重視するのはわずか10人に1人の日本
  4. 中国の高齢者は日本の高齢者の6倍「お金より時間」を重視?
  5. 20〜39歳が「お金より時間」「所有物より経験」を最も重視
  6. 日本人は物質的な圧力をあまり感じていない?

なぜ日本人は時間よりもお金を大切にするのか

【第1回】では日本人があまり時間を大切にしない傾向があると説明したが、今回【第4回】では、国ごとのランキング結果とともにより詳しい理由について解説する。絶対にお金よりも時間を大切にしなければならない、というわけではなく、また常に時間を意識して時間に追われる人生も辛いだろう。

しかし、投資で成功するためには目先のお金を追いかけるよりも将来的な利益のための投資を行う必要がある。投資とは、金銭的な投資だけでなく勉強のための時間投資なども含んでいる。勉強や実際にお金を動かすための時間を確保しなければ当然成功できない。

兼業投資家で日々時間に追われている人ほど、目先のお金ではなく時間を大切にし、その時間を将来の成功のために充てるのが得策だろう。

「お金より時間が大切」と考える人が多い国とその割合

「お金と時間、どちらが欲しいか」という調査を17カ国で行ったところ、「お金より時間が大切」と答えた消費者が最も少ないのは日本であることが分かった。「お金のほうが大切」との回答が最も多かった中国の、ほぼ4分の1という結果だ。

もうひとつの質問である「所有物より経験」でも日本は最下位。総体的な結果はメキシコが1位になるなど順位が入れ替わることから、他国・地域ではお金と所有物が別物として認識されており、時間の余裕や経験が「生活のぜい沢品」と見なされていることが分かる。 ランキングは2016年夏、2.2万人(15歳以上)を超える消費者を対象にGFKが実施したもの 。2つの質問に対する回答を1(まったく同意しない)から7(強く同意する)までの7段階で評価・集計している。

このランキングで上位の国は、「お金より時間が大切」と考える人の割合が高いということ。逆に下のほうはその割合が低いということだから、逆に「時間よりお金のほうが大切」と考える人の割合が高いということだ。

17位 日本 11%
16位 ドイツ 17%
15位 韓国 18%
13位 オーストラリア 21%
13位 オランダ 21%
12位 ベルギー 22%
10位 ロシア 23%
10位 カナダ 23%
9位 フランス 24%
7位 イタリア 26%
7位 英国 26%
6位 米国 29%
4位 メキシコ 40%
4位 スペイン 30%
3位 アルゼンチン 32%
2位 ブラジル 37%
1位 中国 41%

お金より時間を重視するのはわずか10人に1人の日本