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お金で時間を作り出す
前回の【第1回】では、時間に対する意識調査の結果を紹介した。年代が若くなればなるほど、グローバル化すればするほど、時間重視の考え方になっている。
今後ますます時間を重視する考え方が広まっていくと考えられるが、その理由の一つとして、収益を得る手段が多様化しているということがある。たとえばサラリーマンとしての収入だけでなく、投資やブログで収益を得ている人も多いだろう。
ただし、実際に着手するにも勉強するにも時間が掛かる。将来的に高い収益を得たり不労所得を作るためには、取り組みのための時間が必要不可欠になるのだ。お金を出してでも確保する価値のある時間なので、今回【第2回】ではお金によって時間を作る方法を紹介する。
(1)通勤時間に2時間もかけてるのか?
会社員生活をしているとどうしても避けて通れないのが通勤時間である。筆者も大学卒業後、会社員生活を続けていたが平均して1日2時間近くは往復の通勤でとられていたと思う。
実に1日のうちの12分の1を移動のみにとられてしまうというこの悲劇。全くなくすことは例外的な状況を除いてまず無理だが、この時間を減らすことができる方法が一つある。
それはできるだけ職場の近くに居を構えることである。東京駅付近に職場がある人は千代田区に住む、新宿に職場がある人は中野区に住む、というように電車に乗る時間を減らすのだ。
職場から遠くても良いのでこの町に住みたい、というようなこだわりがない限りはできるだけ職場に近い所に住むと自由時間はもっと増えるはずだ。
(2)洗濯ものを干す時間なんて本当にもったいない
洗濯をするのは仕方のないこととして、それを干したり取り込んだりする時間は億劫なものである。運悪く雨の日に洗濯物が溜まってしまうとコインランドリーへと足を向けなくてはならず、時間だけでなくお金まで取られることもある。
そこで洗濯を干す時間を節約するためドラム式の乾燥機付き洗濯機をおすすめしたい。
筆者自身、洗濯機を乾燥機付きに変えてからはそのあまりの楽さ加減に「なんでもっと早く変えなかったのか」と後悔したほどである。ドラム式洗濯機は良いものだと20〜30万円程度はするが、それが格安に感じるほどの自由な時間と快適さが手に入る。
(3)広告を1日に数十分も見てしまう癖をなくす
仕事から家に帰ると、もしくは休日の暇な時間に思わずテレビのスイッチを入れてしまう人は多いだろう。テレビを観ること自体は、無駄なものだとは思わないが「コマーシャル」を観ることに対しては無駄なものだと考えることができる。
インターネットで自主的に情報を取得していくこの時代なら、見たくもない商品の売り込みに時間を割くのはやめるのが得策だ。例えば、みたい番組は録画して、オートチャプター機能を使ってCMを飛ばすといったこともできる。
最近はCMの少ない、もしくはCMの全くないコンテンツをインターネット上でいくらでも観ることができる。CMを観ないだけで今後得られる時間はどれくらいになるのかをまずは考えてみてほしい。
(4)日用品は持ってきてもらう
ネット世代前の感覚だとどうしても買い物は店舗でしたくなってしまうというのは仕方のないことである。
「手で持ってみて初めてわかる感覚」があることには筆者も賛成だが、その感覚を使ってする買い物は限られた場面だろう。おそらくは年間通しても数回程度ではないだろうか。
日用品を含めたほとんどの買い物は今やネットの中で完結してしまうほど、ネット通販は便利になっている。
筆者もネット通販はよく利用しているが、買いに行く手間が省ける上、余計なものは買わなくて済むようになったため、むしろ経済的になった気がする(以前はお酒を購入するともれなくおつまみに手が伸びていた……)時間を作るためにも、買い物にいく時間を省いてみるのはいかがだろうか。
(5)お掃除は自動でやってもらう
家の中が綺麗だと気持ちが良いものである。特にフローリングにはすぐに埃がたまってしまい、汚いだけでなく、アレルギーの原因ともなってしまうため、定期的な床掃除は欠かせない。
しかし、フロアを1面ずつ自分の手を使って掃除をするのは相当に骨の折れるものだ。だからこそ、そこはお掃除ロボットに負担をしてもらおう。
筆者自身、現在はあるメーカー(ルンバではない)のロボットを利用しているが、自動的に床をキレイにしてくれるため大変重宝している。
床以外の水回り、床の隅っこは自分で掃除をするしかないが、床の大部分を自動で掃除してくれるのであれば、節約できる時間は計り知れないものとなる。