仕事もプライベートも失敗続きで、自分に自信が持てない」「自分の強みを生かした仕事をしたい」

仕事がうまくいかないと、つい「長所を十二分に生かして成果を上げている自分」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。その一方で、自分の長所にぴったり合う仕事にどうしたら巡り合うことができるのだろうと思う人もいるかもしれません。

しかし、それには自分自身のことを理解することが大切でしょう。仮に自分の長所を確実に理解していれば、少しずつ仕事の内容を取捨選択して自分に合ったものにしていくことも可能です。それが分からないから、あるいは考えていないから、「好きでも得意でもない仕事」を抱えてしまうのではないでしょうか。

そこで今回おすすめしたいのが、性格診断です。心理学に基づいた科学的な性格診断や、お見合いや企業でも導入されているものもあります。その中でも「ディグラム診断」と、その活用法について紹介します。

新しいタイプの性格診断「ディグラム診断」

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(写真=Matva/Shutterstock.com)

ディグラム診断とは、「エゴグラム診断」に基づいて作られた新しいタイプの性格診断テストです。このエゴグラム診断とは、アメリカで作成された性格診断テストで、心理学の専門的な知見に基づいており、心療内科でも使用されています。

ディグラム診断は、エゴグラム診断を基に、23万人ものアンケートや3,000項目を超えるデータベースから、対人関係・恋愛/結婚・仕事などについて「本当の自分」をフィードバックしてくれるテストなのです。20の設問から自分の「波形」と、そのパターン27種類を把握することができます。

波形とは「CP=厳しさ(支配性)」「NP=優しさ(寛容性)」「A=論理性(合理性)」「FC=自由度(奔放性)」「AC=協調性(順応性)」の5つです。この組み合わせから、人間の性格を27種類に分類しています。

企業の研修でも導入されており、インターネットから受けられる手軽さと、結果の信頼性が高く評価されています。

ディグラム診断が導き出す「あなたの知らないあなた」

ディグラム診断が明らかにするのは「自分の知らない自分」です。周りの人が気づいているものの、自分では気づいていない部分を教えてくれます。そして、そういった性格こそが、対人関係や仕事に大きく影響しているものです。

重要なことは、ディグラム診断が明らかにしてくれた自分の性格を、普段の生活から生かしていくことです。状況や場面に応じて、自分の出し方を戦略的に調整しましょう。

例えば「人の意見を尊重するが、自分の意見を出せないところがある」と出たとしましょう。この場合、普段どおり人と接していると、受動的になりがちかもしれません。そこで、意識して自分の意見を言うようにすれば改善がみられるようになるはずです。

このように、フィードバックを参考にすることで対人関係を自分で調整できるようになるのです。

診断結果を見て自分の弱みを意識すれば良い効果も

特に、仕事において自分の強みや弱みを把握しておくことは、とても効果的です。理想としては、強みに合う仕事を自分が引き受け、弱みに関連する仕事はそれが得意な人に任せるという分業が成り立つことです。理屈としては、メンバーそれぞれの強みにあった仕事を振り分けられる組織が最もハイパフォーマンスとなります。

もちろん、これは理想論であり、完全に自分の強みに合わない仕事をアウトソーシングしきることは難しいでしょう。それでも、自分の強み・弱みが分かっていれば、どういった仕事を自分が目指したらよいのか、指標になるのです。

過去を振り返ってみると、自分の強み・弱みを理解せずに、弱みと関連の深い仕事を多く引き受けては失敗してしまったことが、実際は多い人もいるのではないでしょうか。自分の強みを生かす仕事を目指して周囲と接することで、ムダを省き生産性を高めることができるでしょう。

「ディグラム診断」で解決策を導こう

ディグラム診断は、インターネット上の質問に答えることで自分の性格を把握できる、性格診断テストです。自分の強みや弱みを把握することで、対人関係や仕事などが「どうしてもうまくいかない」という苦しさを解決するきっかけになるはずです。

テスト自体は無料で、しかも5分ほどで終わります。簡単に受けることができますから、ぜひ自分がどの性格タイプに当てはまるのか、一度確認してみてはいかがでしょうか。これまで言語化できなかったような人生の苦しさ、不安感がすっきり晴れるかもしれません。(提供:J.Score Style

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