今まで投資をしたことがなく、「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルではまず、投資は難しくないことを伝えたいと思います。と同時に、投資のスタートラインに立つための知識を「投資の旅のしおり」として6回にわたって、紹介していきます。今回はその6回目です。

投資した商品の情報をどう収集する?

旅のしおり,トウシル
(画像=トウシル)

株式、投資信託などのさまざまな投資商品は、投資環境によって値段が変わります。

よく「今日の日経平均株価は……」と、まるで天気予報のように、ニュースで紹介されているのを目にしたり、耳にしたりしたことはありませんか。

日経平均株価とは、毎日株式市場で取引されている上場企業のうち、日本を代表する225社の株式の値段(株価)の平均を出しているもの。日本を代表する企業の株価なので、上場している企業全体の株価の動きの目安を知ることができるのです。

日本経済が好調なら、企業活動が活発になって業績もよくなると、この企業に投資してもいいと投資家が評価して、株を欲しい人が増えるため株価が上がります。これに連れて、日経平均株価も上昇する、という流れにあるので、多くの人がチェックするのです。

日経平均株価を含め、企業業績や景気の良し悪しを判断するため、投資する人それぞれが情報を集めています。

次は個人投資家がどんな情報源を参考にしているか、アンケート結果をランキングにしたものです。

【ランキング】個人投資家が参考にしている情報源

図表1
(出所=楽天DIのデータより楽天証券経済研究所作成)

1位の「金融機関のウェブサイト」では、投資に必要なリアルタイムの情報やアナリストなどの分析レポートが豊富にそろっていることが多く、取引のついでに情報収集しているのかもしれません。その他「投資のプロの情報サイト」「書籍」「新聞」と投資をするには、日本経済が今どんな状況なのか、企業の業績はどうなのかといった情報を収集して分析する必要があるようですね。

とは言え、投資をしたことがない人にとっては、かなりハードルが高そうです。そんな人でも、個人的に情報収集したり、分析する必要のない投資商品があります。

それは投資信託です。投資信託という金融商品は、詳しい情報の収集と分析、そして運用(売買)は、ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が個人投資家に代わってやってくれるのです。

投資信託の商品の中には、先ほど説明した日本を代表する企業株価の「日経平均株価」と同じ値動きになるように、株式や債券で組成した「インデックス型」タイプと呼ばれるものがあります。この投資信託を買った場合、日経平均株価が上昇する動きに連動して、基準価額と呼ばれる値段が上昇するので、日々のニュースを目にするだけで、インデックス型投資信託の投資成績が把握できますね。

今まで紹介した以下の6つのステップについて、理解していただけましたか。なんなく大丈夫かも? そう思えてきたら、次に進んでみましょう。楽しい投資の世界が待っていますよ。

投資の旅のしおり

この「投資の旅のしおり」を使って、投資の準備を始めましょう。

(1)気づいた人だけが始めるマネー術って?

(2)目的地を決める

(3)資金はどれくらい用意できる?

(4)投資商品はどれにする?

(5)どこに口座を開設する?

(6)投資した商品の情報をどう収集する?<現在地>

トウシル編集チーム
楽天証券
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(提供=トウシル

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