金CFDを購入する方法と注意点

CFDを扱っている証券会社や、金融機関に口座を開設することが必要になります。また、口座を開設しても、ハイリスク、ハイリターンの商品は、リスクが高い商品になりますので、取引する前に審査がある会社もあります。扱っている原資産の商品を確認することが必要です。

CFDの原資産となる金融商品は様々なものがあります。扱う会社によって商品も違いますので、開設してから自分が行いたかった取引ができない場合もあります。金の場合は、金を原資産としているものでも、スポット金とよばれる現物取引を原資産とした場合は、金利がつく場合がありますが、先物市場の金取引を対象とした原資産だと金利はつきません。

次に、手数料も会社によって異なってきます。また、手数料の他に諸費用など費用がかかるものについては確認しておいた方がよいです。取引する前には、担保となる証拠金のお金の入金方法や出金する場合など、取引以外にも費用が発生する場合があります。また、取引する際に、証拠金を担保として差し入れてその何倍かの取引ができるのですが、担保の何倍まで取引ができるのかという事も会社によって異なります。

少ない資金で大きな取引ができるところは、ハイリターンが狙えますが、大きな損失も出る可能性があります。最近は、現物金先物取引を原資産にしたもので、現金決済先物取引という取引で、取引単位が、現物金先物取引の10分の1になった「ミニ金」というCFDもでてきているようです。通常の金先物市場の取引よりも少額で行えるので、最初の取引の方に取引しやすいようです。また、CFDで、利益が出た場合は、雑所得扱いで確定申告が必要になります。

金CFDと金(現物)の違い

金CFDは、差金決済取引になりますので、現物の受け渡しは行われません。利益を得る事もありますが、損失になる事もあります。買う事もできますが、売りから入る取引もできますので、金価格が下落局面でも利益を得る機会ができます。しかし、必ず反対売買が必要になります。

一方金に関しては、はじめは買うことしかできません。実物の金をもらう事ができ、金の価格は日々変動しますので、買った価格より値下がりすることはありますが、何か追加で金額を支払うという事はありません。また、返済する必要も腐ったりすることもないので、親から子へと半永久的保有することができます。

金CFDの成長

いろいろな商品を保有せず、差金だけで取引できる事や、金が限られた資源のため金の価値が上がっている今、保有せずに取引する事ができるのは、利点と思う投資家もいると思います。ただ、取引が広がってきているとはいえ、日本のCFDの知名度がまだまだ低いこと、CFDを取り扱う金融機関がまだ少ない事を考えるとまだまだCFDは未熟な市場で成長するのは、知名度や利便性を高めないといけないと感じます。