ライフと成城石井の業務提携

家のみワインの需要が増えてきているようです。少し前までは安価なワインが売れ筋だったようですが、最近は少し高めの価格帯が売れているようです。

高級スーパー成城石井は、輸入ものを多く取り扱っているためワインにも強く、そこに目をつけたライフが、業務提携をし、高価格帯のワインを販売しています。 ライフは、高品質・高単価の惣菜を積極投入してチーズ専門店の売り場などの商品力につとめており、それに見合うワインも少し高めの価格帯でないと消費税増税後の影響も少なく増収増益となったようです。

消費税増税後も高品質のものは売れると見込んだライフの戦略は当たったようです。しかし、今後さらなる消費税の増税などではこの戦略が続くかどうかも注視したいところです。


ワイン販売戦略とは?価格帯の変化

メルシャンなどは、軽くて割れにくいペットボトルなどで女性などにも持ちやすくしたり、びんなどでもコンビニなどでも販売しやすいサイズなど工夫をして販売をしています。また、1,000円以下のワインなどを提供していますが、8月からは「酸化防止剤無添加ワイン」で小容量のワインを販売し、おつまみと一緒に持ち帰りやすいワインを販売しています。メルシャンは、今後も幅広い層を顧客につかむため、持ち帰りやすい商品に力をいれるようです。

大手スーパーのイオンなどは、ワインの価格帯を少し高めの中価格帯ものの品数を増やし、フランスやイタリアのワイナリーから直接取引をして商社経由より割安に仕入れる工夫をしています。販売店などは、ワイン需要を好機ととらえて高めの値段のものを積極投入している姿勢が伺えます。

最近は、国内でもワイナリーが増えてきており、国内ワインの需要も徐々に増えてきています。しかし今後、円安になっていくとワインの国内消費量はどうなっていくのか気になる所です。


今後のビール戦略とは?

若者のビール離れが進んでいるという事で新たな戦略を迫られているビール会社各社ですが、ビールに接する機会を作ってもらおうと、ビールとジュースを組み合わせた飲み方など、ビールの新しい飲み方などを紹介するなどの工夫を行っています。

キリンなどでは、「フローズン」など泡まで凍らせたビールやアサヒビールは、すっきり飲みやすいビールなどとして「エクストラゴールド」などのビールを提供しています。効果は好調のようだったようですが、今年の異常気象で効果は十分出し切れなかったような感じもします。

ビール販売に苦戦しているようですが、ワインも雲行きが怪しくなってきているようです。各社とも今月からワインの価格を値上げに踏み切っています。世界的な需要増とここ最近の円安の為の値上げになるという事です。

アサヒビールは、11月から一部のワインの出荷価格を平均8%引き上げる事になるという事です。メルシャンは、今月から円安で4年ぶりのワイン値上げ、サントリーも同じく値上げに踏み切るという事です。

ワインの相次ぐ値上げで、ビールに目を向ける機会が増えそうな予感なのですが、ワインの味と楽しみを知った消費者ですが、円安で値上げになったワインの窮地で、ビールに振り向かせられる事ができるのでしょうか?今後の動向に注目していきたいですね。

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