メンタルヘルスケアのために「死神」を演じる

営業のストレス軽減法,大塚寿
(画像=THE21オンライン)

最後に最終兵器も紹介しておこう。最後の最後に演じるのは「死神」だ。

言っておくが、この方法はヨーロッパの貴族に仕える召使に古くから伝わる技で、それが日本の接客業の一部に伝播し、ごく一部の営業の世界でも使われるようになった方法である。

どうしようもなくイヤな相手への対処策として、「この人は3ヵ月後に死ぬ。しかし、そのことを知っているのは自分だけ。さて、この3ヵ月でこの人に何がしてあげられるかを自分に問う」というやり方だ。

この技を使う局面がないことのほうが望ましいが、知っているだけでストレスが軽減されるという効果もコッソリ伝えておきたい。

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(出典:「営業サプリ」https://www.eigyousapuri.jp/)

大塚 寿(おおつか・ひさし)エマメイコーポレーション代表取締役
1962年、群馬県生まれ。1986年、株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)に入社。サンダーバード国際経営大学院でMBA取得後、営業研修を展開するエマメイコーポレーションを創業、現在に至る。著書に『リクルート流』(PHP研究所)、『オーラの営業』(Nanaブックス)、『仕事をつくる全技術』(大和書房)、累計28万部のベストセラー『40代を後悔しない50のリスト』シリーズ(ダイヤモンド社)など多数。共著に『法人営業バイブル』(PHP研究所)など。(『THE21オンライン』2018年12月27日 公開)

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