東京には、銀座線をはじめ9つの東京メトロのほか、浅草線など都営地下鉄が4路線走っています。銀座線や副都心線のようにほぼ都心だけの路線もあれば、隣接県まで路線が伸びているものや、私鉄と相互乗り入れしている路線もあり、複雑に入り組んでいます。

それぞれの路線に、物件の多さや相場などに特徴があるので、不動産投資を考える際は、まずはその沿線の特徴をしっかりと頭に入れておきたいところです。今回は、東京メトロ銀座線を取り上げてみましょう。

日本初、「東洋唯一の地下鉄道」としてオープン

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(写真=7maru/Shutterstock.com)

東京メトロ銀座線は、浅草駅から渋谷駅まで14.3キロメートル、19駅を結ぶ日本初の地下鉄です。1927年の開業時は、「東洋唯一の地下鉄道」であることが自慢でした。

浅草駅から上野駅、日本橋駅、銀座駅、青山一丁目駅などを通って渋谷駅まで、日本を代表するショッピングエリア、ビジネス街をつなぐ重要な路線です。東京都の行政区でいえば、台東区、千代田区、中央区、港区、渋谷区を走っています。東京の地下鉄のなかでも、最も都心型の地下鉄と言ってもいいでしょう。

ただし、不動産価格は駅によってかなりの差があります。浅草などの下町エリアは相対的に価格が安く、日本橋や銀座などの都心、渋谷などの山の手はかなり高いです。

アットホームのデータによると、主要な駅別の中古マンション平均価格は以下の通りです。

平均 1R~1K 2LDK~3DK
浅草 3,799万円 1,861万円 4,211万円
上野 5,122万円 1,652万円 6,402万円
神田 6,201万円 ―― 6,826万円
日本橋 4,008万円 2,075万円 ――
銀座 4,949万円 ―― 5,472万円
新橋 8,947万円 2,267万円 1億5,712万円
赤坂見附 8,565万円 2,394万円 1億1,396万円
青山一丁目 1億3,460万円 3,546万円 1億8,761万円
渋谷 8,535万円 3,741万円 1億507万円

(資料:㈱アットホーム調べ)

港区や渋谷区のファミリータイプは1億円超に

エリアによって掲載物件数は少ないエリアは若干の偏りがありますが、中古マンション相場をみると、1R~1Kは台東区の浅草駅や上野駅では1,000万円台、中央区の日本橋駅になると2,000万円台に、港区の青山一丁目駅や渋谷区の渋谷駅では3,000万円台です。

2LDK~3DKのファミリータイプの差はもっと大きく、浅草駅が4,000万円台に対して、上野駅や神田駅では6,000万円台、新橋駅から渋谷駅までは1億円超です。

同じ東京メトロ銀座線沿線でも、浅草駅や上野駅などの下町は相対的に割安感があり、比較的少ない予算でも投資することができます。山の手に比べると、資産価値の上昇を期待できるかもしれません。

新橋・虎ノ門エリアでは大規模な再開発が相次ぐ

新橋・虎ノ門エリアでは、大規模な再開発が相次いでいます。2014年には虎ノ門ヒルズが完成し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて環状2号線が完成、虎ノ門から新橋を通って、晴海、豊洲方面へのBRT(大量バス輸送システム)が開業し、さらに東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」も開業します。

周辺ではさまざまな大規模開発が進められていて、その総開発面積は86万平方メートルに及ぶと言われています。虎ノ門ヒルズビジネスタワーや虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワーのほか、ホテルオークラの建替え工事も進んでいます。

渋谷駅では100年に一度の大改造が進んでいる

渋谷駅では、100年に一度と言われる大規模な改造が進んでいます。2012年開業の「渋谷ヒカリエ」を皮切りに、2018年には渋谷駅南の「渋谷ストリーム」がオープン、2019年11月には渋谷駅上の「スクランブルスクエア」が完成します。

その後も、渋谷駅前の「東急プラザ渋谷」のオープンが予定されているほか、開発が遅れていた桜丘エリアの再開発に向けた工事が2019年にスタートしました。

オフィスビルには日本を代表するIT企業が次々と本社機能を移転し、「スクランブルスクエア」などは竣工1年前から満室になるほどの人気です。ショッピングでの賑わいはもちろんのこと、ビジネスでも活況を呈し、不動産投資先としてもますます注目度が高まることは間違いないでしょう。(提供:YANUSY

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