やめたいと思っていても、どうしてもやめられない習慣はないだろうか?たとえ些細な習慣であっても、積み重なることで、仕事や日常生活が思いどおりにいかなくなり、人生が負のスパイラルに陥ることもあるかもしれない。人生の罠にはまってしまう前に、悪習慣とは何かを知り、いち早く抜け出そう。

1. カードやローンなど「姿の見えないお金」で買い物をする

悪習慣
(画像=Concept Photo/Shutterstock.com)

『やってはいけない7つの「悪い」習慣』(デビッド・M・R・コヴィー/スティーブン・M・マーディクス:著・野津智子:訳)は、世界的ベストセラー『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー:著)の系譜を受け継ぐ1冊!

(中略)

1. 魅力がたっぷりに見え、知らぬ間に引き寄せられてしまう

レックスが陥った「金・借金」の罠はまさにこれ。世の中には、家や車、素敵なレストランでの食事など、お金を消費することで手に入れられる魅力的なものがあふれています。きちんと計画を立ててお金を管理しなければ、流されるまま、遊びや楽しいことばかりを優先してしまい、あっという間にお金はなくなります。収入の範囲内で暮らすためには、規律と覚悟が欠かせません。それがなかなかできないのは、カードやローンといった姿の見えないお金でとても簡単にものを手に入れられる時代になっているから。サイン一つで手に入るものにどれだけの価値があるのか意識することなく、簡単にお金が使える快楽に引き寄せられてしまうのです。

詳しくはこちら。

人生における落とし穴、やってはいけない7つの「悪い習慣」とは?(2019/02/12公開)

2. ネットサーフィン

「仕事が思うようにはかどらない」のは、思わぬところで時間を無駄にしているせいかもしれない。毎日職場で何気なくとっている行動が、積もり積もって相当な時間の浪費になっている。些細な5つの「悪習慣」を見直し、時間を有効に活用しよう。

3,200人を対象にした調査からは64%が「勤務中に仕事に無関係のサイトを閲覧している」ことが明らかになっている(米給与比較サイトsalary.comの調査)。36~45歳の65%、46~55歳の58%が「毎日職場でネットサーフィンで時間をつぶしている」。 ネットは時間浪費の罠であふれている。「仕事のためにGoogleで調べものを始めたつもりが、いつの間にか芸能ニュースを閲覧していた」「Facebookをチェックしていた」といった経験は誰にでもあるだろう。 GoogleChromeの拡張機能「StayFocusd」などを利用して、SNSなどうっかり脱線してしまいがちなサイトをブロックする。あるいは昼休みや休憩時間をしっかりとって、仕事の日でもネットサーフィンを満喫するという手もある。

詳しくはこちら。

職場で時間を浪費する5つの悪い習慣(2018/11/27公開)

3.「ラテ・マネー」の浪費

「年収1,000万円を超えたのに生活が苦しい」「確かに年収はアップしたのに、なぜ手元にお金が残らないのか……」世間的にはある種ステータスとして認識される年収1,000万円ですが、このような悩みを抱えていませんか? 高年収だからこそ気をつけたいポイントがあります。

(中略)

「ラテ・マネー」という言葉を初めて知る人も多いでしょう。米国の資産アドバイザー、デヴィッド・バック氏の著書『自動的に大金持ちになる方法-オートマチック・ミリオネア』(白夜書房 (2004/7/9))の中で登場する言葉です。著書のなかで、「一日数ドルの『ラテ・マネー」が大きな財産を築く」を述べています。つまり、1日300円のコーヒーを買い続ければ、30日で9万円、1年(365日)で10万9,500円、10年で109万5,000円に上ります。まさに「チリも積もれば山となる」ですね。高年収でもお金が貯まらない人は、自分の「ラテ・マネー」を確認しましょう。以下では代表的なラテ・マネーを5つ取り上げます。

(1)雨が降るたびにビニール傘を購入する

家にビニール傘が何本もある人は注意が必要です。折り畳み傘を1本買えば、雨が降るたびに500円を支払う必要がなくなります。

詳しくはこちら。

高年収の人こそ気をつけたい浪費癖 チェックポイント5つ(2019/04/17公開)

4. 「死について意識する情報」に触れる

普段は節約に気をつけているのに、ふとした時に衝動買いをしてしまって、貯金がなかなか増えていかないと悩んでいる人はいませんか。衝動買いは自分の意志の弱さが原因と思っている人は多いと思いますが、実は日々の生活で衝動買いを引き起こしている習慣があります。今回はそうした習慣の中から特に大切なものを3つご紹介します。

(中略)

夜、自宅のテレビでニュース番組を見ていますか?かわいそうな事故や、海外で大変な事件を見て気分が落ち込むことはないでしょうか。『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル著、大和書房)によると、実はこうした「死について意識する情報」に触れると、人は無意識にこれらの不安を遠ざけようと、なんでもいいので安心感を求め、誘惑に負けやすくなるそうです。 >例えば、一時的に楽しい気分になれるチョコレートやケーキ、ストレスを緩和するタバコやコーヒー、また自己イメージが高まりそうなブランドバッグや宝石など、一見関係ないようなものまで欲しくなるから困ったものですね。

詳しくはこちら。

貯金できない人に当てはまる!衝動買いを引き起こす3つの習慣とは(2019/07/09公開)

良い習慣を身に付けるには?

何かを行うときは、日時を具体的に定めて予定にいれるとよい。行動を予定にいれると、それを習慣化しやすくなる(レブルは例外だが)。

習慣が強力かつ素早く定着しやすいのは、予定どおり繰り返し行ったときだ。人は、予定にいれると、そのとおりに行動しようとする。大学やロースクールに通っていたときに、「授業に行くべきか」「今夜これを読む必要があるか」などと考えたことはほとんどない。授業がある日は当たり前に出席し、講義要項に含まれている本も当たり前に読んだ。

(中略)

とある研究では「21日続ければ、その行動が習慣になる」と言われている。だが、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者が毎日の習慣として定着するまでにかかる時間を調査したところ、水を飲む、スクワットをするといった習慣が確立するのに平均で66日かかることが明らかになった。とはいえ、平均値はあまり参考にならないのも事実だ。誰もが実感として知っているように、習慣の身につきやすさには個人差があるし(習慣を受けいれたがるアップホルダーと、習慣に抵抗を覚えるレブルでは大きな違いがある)、習慣のなかにも確立しやすいものとそうでないものとがある。悪い習慣は簡単に身につきやすいが、身につくと人生が大変になる。その反面、良い習慣は身につきにくいが、身につくと人生がラクになる。

詳しくはこちら。

「先延ばし」の元凶とリスクが減る方法(2019/12/20公開)

悪習慣を断ち切ることで人生を変える

普段何気なく繰り返している習慣をやめるのは簡単ではない。だが、「習慣を変えれば人生が変わる」とも言われるように、悪習慣を断ち切ることができれば、人生はさらに輝くものになるだろう。