3人に1人が資産運用を始める時代。人気の資産運用として、NISAや投資信託に注目が集まっています。しかし、多くの人が選ぶ道が、必ずしも最善の道とはいえません。今回は、若いうちに取り組む人が少ない不動産投資が、20代に大きなメリットをもたらす理由を解説します。

3人に1人が資産運用をしている時代――今後さらに増加する可能性も

資産運用
(画像=PIXTA)

株式会社FPパートナーが行った「お金に関する意識調査(2020年)」によると、20代から50代の社会人の男女で、「現在資産運用をしている」と答えた人は35.5%でした。およそ3人に1人以上が資産運用をしていることがわかります。

また、「興味がある」24.6%、「今後してみたい」11.4%と答えた人を含めると、資産運用に前向きな人の割合は71.5%です。7割以上が、今後何らかの資産運用を始める可能性があるといえるでしょう。

さらに、20代男性に限ってみると、資産運用をしている人は51.1%と非常に多い割合でした。2人に1人以上が、現在進行形で資産運用をしているのです。

資産運用をする人が増えた背景には、老後の生活資金への不安があります。同調査で「最も不安に感じているお金の問題」について尋ねたところ、「老後の生活資金」が46.3%と最も高く、「貯蓄方法」11.4%など他の項目を大きく引き離しました。

2019年には、老後2,000万円問題が話題になりました。将来への不安から、資産運用を始める人が急増したといえるでしょう。

人気の資産運用ランキング!1位はNISA、2位は株式投資

続いては、同調査で明らかになった、多くの人が取り組んでいる資産運用方法をランキング形式で紹介します。

1位:NISA 47.2%
2位:株式投資 46.1%
3位:投資信託 44.7%
4位:保険 31.2%
5位:ふるさと納税 26.1%
6位:iDeCo 24.6%
7位:証券 10.3%
8位:不動産 5.3%
9位:その他 4.1%

NISAは一定額までなら運用益が非課税になる制度です。NISA口座を開設し、投資信託を購入して運用することになります。政府が推進していることや、初心者でも取り組みやすいことから、人気を集めていると考えられます。

NISAのメリットは、税金の優遇が受けられることです投資を始めたばかりの人や、少額で小さく利益を積み上げたい人に向いていますが、一方で損益通算や繰越控除ができないなど、本格的に運用するには使い勝手の悪さが目立ちます。

2位の株式投資は、「投資といえば株」と考える人も多いほど、知名度の高い投資方法です。しかし、初心者が始めるには、難易度は高めです。イメージだけで株式投資を始めた結果、大きな損失を出してしまうケースも少なくありません。

また、株式を購入すると、株価の変動を常にチェックしておかなければなりません。新聞の株価の欄を見る習慣がある人や、四季報を読むのが好きな人には向いていますが、サラリーマンや公務員が本業に注力しつつ株で儲けるのは、難易度が高いといえます。

人知れず資産を築ける不動産投資――20代こそ大衆の逆をいくべき

不動産投資は、資産運用ランキングの8位で、取り組んでいる人はわずか5.3%です。逆にいえば、まだまだ知れ渡っていないからこそ、個人でも優良物件に巡り会えるチャンスがあるといえます。

大勢の人と同じ行動をしていても、富を築くことはできません。大衆とは逆の発想をいくことが、賢く資産形成するコツです。

不動産投資は、不動産を所有し、継続的に家賃収入を得るという投資方法です。最初の物件選定と不動産会社選びさえきちんと行えば、その後は手間をかけずに資産形成できます。

また、投資期間が長くなるほど、生涯で受け取れる家賃収入は多くなります。そのため、時間を味方につけられる20代にこそ向いている投資方法といえるでしょう。最近では、ローンを組めば、20代でも無理なくワンルームマンションを所有できます。

資産形成において周囲と差をつけたい人は、不動産投資を検討してみるとよいでしょう。

(提供:マンション経営ラウンジ

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