ライフスタイルに寄り添う最先端技術を体感しよう

ART,ヤマハ発動機
(画像=THE21オンライン 左から、ヤマハ発動機販売 代表取締役社長 石井謙司氏、ヤマハ発動機 執行役員・デザイン本部本部長・長屋明浩氏、二子玉川蔦屋家電店長・藤本剛氏)

ヤマハ発動機株式会社は、二子玉川蔦屋家電(東京都世田谷区)1階に、期間限定ショールーム『YAMAHA×Futakotamagawa ART LIFE~人はもっと幸せになれる~』を、2020年2月22日にオープンした。オープン前日の2月21日(金)に行なわれた記者会見では、関係者によるイベントの狙いや、このコンセプトに賭けるヤマハ発動機の思いなどが語られた。その様子をリポートする。

都市と自然が調和する街・二子玉川

まずはヤマハ発動機 デザイン本部 コミュニケーションデザイン部部長の小川昭氏が登壇し、ショールームのコンセプトについて説明。「ART LIFE~人はもっと幸せになれる」とは、ヤマハ発動機の製品が人々の生活に寄り添うことで、一緒に幸せになってもらいたい、という意味が込められているという。

「二子玉川という場所は、都市と自然が調和する街としてコンセプトにふさわしい場所です。今回のショールームでは、ヤマハが世界で初めて世に送り出した電動アシスト自転車『PAS』にまたがりながら、”インスタ映え”する写真が撮れるフォトスポットなどを設けています」(小川氏)

来場者限定のクーポンやバイクレンタルのチケットといった来場者特典もあり、家族で楽しめるイベントになっているとのことだ。

「ART」に込めた2つの意味とは?

続いて、ヤマハ発動機執行役員・デザイン本部本部長の長屋明浩氏、会場である二子玉川蔦屋家電店長の藤本剛氏、そして、ヤマハ発動機販売・代表取締役社長の石井謙司氏が登壇し、コンセプトの詳しい意味などについて説明。

「『ART』には2つの意味があり、1つは文字通り芸術という意味です。もう1つは、『Art for Human Possibilities』、人々の可能性に資するアートという意味があります」(長屋氏)

「Advancing×Robotics」(ロボティクスを活用し)、「Rethinking×Solution」(社会課題に取り組み)、「Transforming×Mobility」(モビリティに変革をもたらすことで)、 よりよい生活と社会の実現を目指す――ということだ。

これには、蔦屋家電のコンセプトとも一致するところがあった、と藤本氏。 「蔦屋家電は、モノよりもライフスタイルを買う家電店です。テクノロジーの進化は生活が変わるきっかけとなり、生活が変わればまた新しいサービスが生まれます。するとまたテクノロジーが進化する……というふうに、好循環をもたらすものです。今回展示されているヤマハ発動機さんの製品は、まさに『これがあれば生活は変わる、楽しくなる』と思えるものばかり。そこに当店のコンセプトとの合致があると思いました」(藤本氏)

「モノだけでなくライフスタイル」という点は、最近のヤマハ発動機も追求しているテーマだ。その象徴的な取り組みがバイクレンタルだ。

「バイクには乗りたいけれど、『置く場所がない』といった理由でバイクが買えない、という方々がいらっしゃいます。そういう方たちのために一昨年から始めたサービスです。ご利用いただいている方々からは、『月に1、2回は必ず利用する』『彼女とバイクでデートができて嬉しい』といった喜びの声をいただいています。生活の中に『楽しさ』を実現するお手伝いができている手ごたえがあります」(石井氏)

電動自転車やバイクは、移動をより便利に快適にするもの。ヤマハ発動機は長年、より快適で便利で、心が沸き立つモビリティの可能性を追求してきた。それが多くの製品やサービスとして形になり、世界中のたくさんのユーザーに受け入れられている。

それを象徴する話として、石井氏があるお客様のエピソードを披露してくれた。 「ご主人を亡くしたあるご婦人からお手紙をいただいたのです。その方は、坂の上にあるお墓にお参りに行くのが大変で困っていたそうなのですが、弊社の電動アシスト自転車『PAS』をご愛用いただくようになり、とても助かっている、というお話でした。『おかげで毎日主人に会えるようになった』と喜びの声をお寄せいただきました。このように先進技術は人を幸せにするものです。私たちヤマハ発動機の商品もそこに寄与するものと考えています」(石井氏)

ヤマハ発動機が目指す、「ARTな暮らしの実現」。それを体験できるこのショールームは、4月19日(日)まで開催中だ。前二輪、後ろ一輪が特徴的なLMW(リーニング・マルチ・ホイール)を搭載した『TRICITY125』、同じく、LMWの大迫力のモンスターマシン『NIKEN GT』、テレビの旅番組でもお馴染みのレトロポップな電動スクーター『E-Vino』、子供を乗せて長く快適に走れる電動アシスト自転車『PAS Babby un』など、専門店でなければなかなか触れることができないヤマハ発動機の製品を、実際に目にして、触れることができる。またがって写真を撮ってもらうだけでも、いつもの自分とは違う表情になるはず。ぜひ、足を運んでみてはいかがだろう。

『TRICITY125』

『TRICITY125』
(画像=THE21オンライン)

街で目を引く、前二輪、後ろ一輪の外観が特徴的な三輪コミューター。ヤマハ発動機がが誇るLMW(Leaning Multi Wheel)テクノロジーにより、 コーナーを曲がる際に前の二輪がリーン(傾斜)することで、より安全でよりなめらかな乗り心地を実現している。

『NIKEN GT』

『NIKEN GT』
(画像=THE21オンライン)

845ccの大型エンジンを搭載した最強のLMWバイク。『NIKEN』をベースに「GT」の名にふさわしく、ツーリング性能を向上させる各種の新装備をまとっている。またがるだけで、別の世界を体験できる圧倒的な存在感。

『E-Vino』

『E-Vino』
(画像=THE21オンライン)

ポップな外観が特徴の電動スクーター。女性が乗るのももちろん、某テレビ番組のように、オジサンが乗っても、意外にマッチする上品なかわいさ。

『PAS Babby un』(左)と、『YPJ-TC』(右)

『PAS Babby un』(左)と、『YPJ-TC』(右)
(画像=THE21オンライン)

ただ製品を展示するのではなく、“インスタ映え”にふさわしい撮影スポットを用意。蔦屋家電のお店の中で「非日常」が演出できる。

THE21編集部
(『THE21オンライン』2020年03月03日 公開)

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