3月決算銘柄の第1四半期決算発表が先月下旬からスタートしていますが、それと並行して行われていたのが12月決算銘柄の上期決算発表で、それも昨日でほぼ終了となりました。そこでTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象にその決算をまとめてみると、折り返しの上期決算ということもあって通期の業績予想を修正する企業も少なからずみられました。
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(画像=PIXTA)
特に通期の業績予想を下方修正する企業が目立ち、例えば花王(4452)では新型コロナウイルスの影響でマスク着用が常態化し化粧を控える人が増えたことなどで営業利益の見通しを引き下げています。一方で数は少ないものの通期の業績予想を上方修正する企業もあり大塚ホールディングス(4578)では経費の効率化などコスト削減を進めたことで営業利益の見通しを引き上げています。
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(画像=マネックス証券)
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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