3月決算銘柄の第1四半期決算発表が先月下旬からスタートしていますが、それと並行して行われていたのが12月決算銘柄の上期決算発表で、それも先週でほぼ終了となりました。それをみると新型コロナウイルス感染拡大の影響で減益となる企業が目立ちましたが、その一方でこうした厳しい環境のなかでも増益を確保した企業も幾つかみられました。
そこで今回はTOPIX500採用の12月期決算企業を対象にこの上期の営業利益が増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えば大塚ホールディングス(4578)では前年同期比で9%近い増益を見込んでいた上期の営業利益が予想を大きく上回って22%を超える増益となったほか、MonotaRO(3064)でも会社予想を上回って23%近い増益となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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