コロナ禍によりステイホームで過ごす機会が増えている。それにともない、外食に代わって自宅で食事をする機会が増えたという人は多いだろう。その影響を受けて、最近は自宅で「食」を楽しめる配達系食品サービスが人気を集めている。実際にはどのようなサービスがあるのだろうか。
コロナ禍における「食」の移り変わり――激変する社会
新型コロナウイルス感染症の影響で、外出を自粛し、自宅で過ごす時間が急増した。その影響で、配達系食品サービスの需要が急増している。
需要が急増した背景として、2つの理由が考えられる。1つ目は、感染リスクを抑えて自宅で外食気分を味わいたいというニーズだ。2つ目は、ステイホームによって家族みんなが家にいることから、食事の回数が増えてしまい、家事負担を少しでも軽減したいという理由だ。
配達系食品サービスに対する追い風を察知したLINEは、2020年3月に出前館に300億円の追加出資をすることを決定した。また、Uber Eats (ウーバーイーツ) の利用者も急増している。さらに、配達系食品サービスの市場に注目が集まる中、新たな事業者の新規参入も目立つ。
日本だけでなく、世界においても配達系食品サービスの利用が定着しつつあるといえるだろう。
おすすめの配達系食品サービスを3つのジャンルに分けて紹介
新しい時代のライフスタイルに乗り遅れないよう、配達系食品サービスを上手に活用し、おうち時間を充実したものにしたい。
続いては、おすすめの配達系食品サービスをジャンルごとに紹介していく。
●デリバリー (配達) サービス
1つ目に紹介するのは、「デリバリーサービス」だ。代表的な企業は、Uber Eats、LINEデリマなどが挙げられる。
サービス利用の流れとしては、まずアプリ等で店舗を検索して商品を注文し、配達されるのを待つ。決済の仕方・送料・最低注文条件などは、デリバリーサービスや店舗によって異なる。また、注文金額に応じてポイントが還元されることもある。
自宅にいながらにして、外食気分を味わるのがメリットだ。その一方、価格は外食と同じか、それ以上になる可能性が高い点に注意しよう。
●ミールサービス
つづいて紹介するのは、「ミールサービス」だ。代表的な企業には、oisix (オイシックス) 、パルシステムなどがある。
ミールサービスを利用すると野菜やミールキットが自宅に届く。ミールキットでは、献立が決まっており、あらかじめ必要な食材がセットになっている。野菜がカットされていたり、魚の骨がとってあったり、手間を減らす工夫がされていることもある。
調理時間を短縮できることや献立を考える負担がなくなること、食材ロスがなくなることなどがメリットだ。また、デリバリーサービスと比べると、コストも抑えられる。その一方、短いとはいえ調理が必要だったり、食器の片づけが必要だったりと、完全に手間がなくなるわけではないことに注意したい。
●産地直送サービス
最後に紹介するのは、「産地直送サービス」だ。代表的な企業は、食べチョク、OWL (アウル) などが挙げられる。
産地直送サービスでは、生産者からダイレクトに食材が届く。食材は、野菜・果物・肉・魚介類・お酒・米・加工品・調味料など多岐にわたる。新鮮な食材を割安な価格で入手できるのが、産地直送サービスの魅力だ。新鮮な肉や魚介類、地域のお酒を産地直送サービスで頼めば、自宅にいながらにして旅先で食事をしているような気分を味わえるだろう。
その一方で、スーパーで買うより価格が高めだったり、量が多かったりといったデメリットもある。また、調理の負担軽減は望めない。
新たなサービスで食生活にバリエーションを
新型コロナウイルス感染症と共存するウィズコロナ時代ならではのライフスタイルを追求することが、これからの生活の満足度を左右するだろう。ストレスを溜めずポジティブに過ごすためにも、便利な配達系食品サービスの積極的な活用も視野に入れていきたい。
(提供:大和ネクスト銀行)
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