本記事は、山田秀平氏の著書『“売れる"オウンドメディアマーケティング』(合同フォレスト)の中から一部を抜粋・編集しています

広告費をかける前に知っておきたい3つの「M」

M
(画像=Pinkblue/PIXTA)

企業が商品やサービスを売っていくには、世の中に広く知らしめ、購買意欲をそそらなくてはなりません。そのために広告・宣伝は大きな役割を担っています。

広告・宣伝を考える上では、3つの「M」に留意しなければなりません。

3つの「M」
(1)マーケット(Market=どの市場に向けて)
(2)メディア(Media=どの媒体、どんな面に)
(3)メッセージ(Message=どんな表現で)

この3つのMのうち、(2)のメディアには3つの種類があります。

3つの「メディア(Media)」

(1) ペイドメディア(Paid Media)

「ペイド」(お金を払う)という言葉からも分かる通り、費用が発生するメディアです。広告・宣伝を行う媒体ともいえます。

既存のマスメディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など)に加え、ウェブ上でも展開されます。ユーザーに短期間で接触でき、効果も測りやすいので、出稿企業の意思通りの訴求が可能です。

(2) アーンドメディア(Earned Media)

ソーシャルメディアなどの外部メディア。SNSとほぼ同じ意味で使われています。自分の商品・サービスを売り込まないで顧客(見込み客)から信頼や知名度を得る目的で使われます。企業のブランディングにも有効です。

(3) オウンドメディア(Owned Media)

自前のメディアです。自社のホームページ、ブログなど、自社で管理するものはすべてオウンドメディアとよばれます。

一概に「広告を打つ」といっても、これら3つのメディアによって違いが出てきます。

コンテンツマーケティングとは、価値のある有益な記事でユーザーを自社のウェブサイトへ呼び込んでファン化し、商品購入などへとつなげるマーケティング施策のことです。3つのメディアの中でもとりわけ「オウンドメディア」をうまく使うことが成功の鍵です。

“売れる”オウンドメディアマーケティング
山田秀平(やまだ・しゅうへい)
コピー&マーケティング株式会社代表取締役。1986年静岡県浜松市生まれ。24歳で起業後、世界トップクラスのマーケッターやコピーライターからビジネスを学び、年商3000万円に満たない企業をすぐに約17倍の年商5億まで成長させる。その実績が評価され、年商100億を超える上場企業などのウェブ集客を担当するようになり、ウェブマーケティング支援で数々の実績を残してきた。現在は、デザイン講座(講座名:DLL)やコピーライティング講座(講座名:CLL)などを開催し、時間や場所にとらわれない新しい働きかたの支援にも取り組んでいる。

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