本記事は、大原昌人氏の著書『すべての仕事を2分の1の時間で終わらせる ガチ速仕事術』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています
「1日5分」の運動が、脳の無意識を活性化させる
近年の脳科学研究の発展により、運動をすることで仕事のパフォーマンスが上がることが科学的に立証されてきました。
私の周囲を見渡しても、仕事ができる人はたいてい何らかの運動をしています。身体を動かすことでドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンが分泌され、集中力や記憶力を高めるからでしょう。
これまでは、毎日の通勤がある意味で運動の代わりになっていましたが、コロナ禍でリモートワークが増えたことにより、ほとんど1日中家にこもりきりになってしまった人もいるようです。こうした状況下では、自分から「運動しよう!」という意識をもたないと、どんどん運動不足が加速してしまいます。
私も楽天をやめて独立してからは、毎日どこかへ通勤することはなくなりました。その代わり、朝起きたら近所の公園へ行って20〜30分ほどフットサルの練習をするのを日課にしています。それからシャワーを浴びて軽く朝食をとり、コーヒーを飲みながら子どもの相手をして、妻が子どもを保育園に連れて行ったら仕事開始──というのが毎朝のルーティーンです。
もちろん、これは自営業だからできることであって、会社員が朝から30分もスポーツを楽しむのは難しいかもしれません。「やりたいけど、やる時間がない」と思っている方は多いでしょうし、反対に「運動はキライだから、時間があったとしてもやりたくない」という方も少なからずおられるでしょう。
けれども運動は、仕事の効率を高めるだけではなく、健康や美容の面でもさまざまなメリットがあります。だから好き嫌いにかかわらず運動する習慣がない人は、まずは「1日5分」を目標に、身体を動かすことに挑戦してみてください。
どんな運動をするかは自由ですが、オススメは「YouTubeを見ながらエクササイズやストレッチ」です。
コロナ禍により自宅で運動をしたいというニーズが高まったことで、今、YouTubeには手軽なエクササイズ動画がたくさん上がっています。おもしろいトークを織り交ぜながら運動のコツを教えてくれたり、かわいい/カッコいいインストラクターが「がんばって!」と励ましてくれたりと、視聴者を楽しませるための工夫がもりだくさんなので、それを見ながらユーチューバーと一緒に身体を動かしていると、5分なんてあっという間に過ぎてしまいます。
「時間がないから運動できない」というのは言い訳になりません。1日5分でも運動をすれば、仕事のパフォーマンスは間違いなく上がり、1日5分以上の余暇となって返ってくるからです。
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