ニッパツが「ばね」で培った技術を生かして、事業領域を広げています。もともとは自動車分野に強みを持ち、足回りのばね、シートなどで高い市場シェアを持ちますが、自動車以外の分野での売り上げも着実に伸ばしています。たとえばハードディスクドライブ用のばねでは世界シェアの半分を握り、半導体関連でも、回路をつくるエッチング工程で使われる冷却板では世界シェアが40%に達するなど、さまざまな分野で存在感を高めています。自動車関連でも技術革新に合わせて電動化、自動運転などのいわゆる「CASE」対応を進め、EV(電気自動車)向けのモーターコアなど新しい製品を生み出しています。茅本隆司社長にこれからのかじ取りについて聞きます。

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