染色や繊維から出発し130年以上の歴史を持つセーレン。コロナ禍で1年前に大きく落ち込んだ自動車需要が回復していることを受け、合成皮革シートなど車両資材の売り上げが好調です。2021年4~9月期は連結純利益が前年同期比3倍超の44億円と過去最高を記録。車両資材ではハンガリーに新工場を建設中であるなど、一段と投資姿勢を強めます。一方、繊維ではIT(情報技術)を活用し、インクジェットプリンターで生地に染色印刷する「ビスコテックス」で在庫を減らす取り組みを加速するといいます。成長戦略では半導体や人工衛星への注力も打ち出した同社の次の一手について、川田達男会長に聞きます。

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